作業療法士 釘﨑大樹
作業療法士になって8年目の39歳です。現在は医療法人光陽会伊都の丘病院(福岡市西区)の精神科病棟に勤めています。
高校卒業後、デザイナーを養成する専門学校に通い、以前は映画製作などに関わっていました。医療従事者には、ほかの職種を経験している人が少ないので珍しいと思いますが、マンガ家のアシスタントだった作業療法士を知っているので、異色ではないと考えています。3人兄弟で、兄も弟も医療従事者です。
病棟勤務になる前は、精神科のデイケア担当でした。病院にPCを導入してもらい、患者さんに画像処理のやり方や、年賀状の作り方などを教えました。今もレザークラフトやプラモデル作り、油絵をリハビリテーションに取り入れています。デザイナーになろうと勉強していたことが、今の仕事に役立っています。 精神科のデイケアには十代の人も来るので、幅広い年齢をターゲットにしたプログラムを考えなければいけません。そこが年配者相手のデイケアとは異なるところです。
また、リハビリテーションはつらいものです。だからできるだけ、楽しい雰囲気を作ろうと考えています。「患者さんと遊ぶ仕事」という側面があり、我々も楽しんでいると勘違いされがちですが、そうでもないんですよ。リハビリテーションのスタッフには、仕事中のどんなときも、笑顔が必要だと思います。
8月から妻の実家がある山口県下関市で生活することにしました。今の病院にはもう通えなくなるので来月退職し、8月からは下関市内の精神病院に勤務する予定です。
今日は父の日の前日で、娘が通う幼稚園の参観日でした。
幼稚園が取り入れているスポーツチャンバラに参加してきましたが、普段激しい運動をしないので、気持ちが良かったですね。体を動かすことは楽しいです。
趣味は油絵を描くこと。引っ越し前に1枚仕上げたいと考えています。