福岡大学病院の福大メディカルホールで3月17日、「優れた臨床研究に対する発表会」が開かれ、8人が表彰された。本年度から始まったもの。
福岡大学病院勤務の看護師、薬剤師、医師、医療技術職員を対象に、平成25年度に国内外の主要な学会で発表もしくは発表予定、あるいは論文審査のある学術誌に掲載された研究が対象。募集を公募した時期が2月中旬だったため応募数は13件にとどまった。来年度は12月に公募をかけ、3月に発表・表彰会を開催したいとしている。
表彰を受けたのは次の8人。▼緒方静子=救命救急センター
▼竹下恵美=看護部
▼渡邊淳子=リハビリテーション部
▼上野登喜生=放射線部
▼安高勇気=薬剤部
▼中野貴文=薬剤部
▼猪狩洋介=腫瘍・血液・感染症内科
▼村瀬邦崇=内分泌・糖尿病内科。
田村和夫院長の講評。
「当院として初の試み。多職種の集合体である病院内の各部署でどのような研究が行なわれているか、相互に関心を持つことで、新たなチーム医療への波及効果やEBMに基づいた治療へと発展していく芽生えが生まれ、若い担い手の間で醸成されていく可能性を感じた。今後も多くの研究者の成果を現場で活用できる環境を創っていきたい」。