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「きらめきプロジェクト」10周年 九州大学病院

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10周年記念講演会の様子

88人所属、66人巣立つ

 出産や育児、介護、自身の病気などさまざまな理由で常勤が難しくなった医師・歯科医師をサポートする「九州大学病院きらめきプロジェクト」が10年目を迎えた。

 同プロジェクトは、離職回避、復職支援のため、勤務時間を生活環境に合わせて短縮できるシステムを構築。所属する医師・歯科医師は、医局人事の枠外で、ワークライフバランス(WLB)をとりながら勤務を続けている。

 さらに、学生対象のジェンダー学講義や学生との交流会を通じ、将来のキャリアを考えるきっかけづくりにも積極的に関与。きらめきプロジェクト所属スタッフの研究や活動についても、年1回、院内にポスターを掲示する形で発表してきた。

 同プロジェクト事務局によると、これまでに所属した医師は57人。すでに巣立ったのは44人で、うち22人が常勤に復帰した。また、歯科医師はこれまでに所属したのが31人、巣立ったのは22人で、現在9人がフルタイムで働いている。

 9月下旬に開かれた10周年記念講演会では、同プロジェクト1期生で、現・九州がんセンター乳腺科部長の徳永えり子医師らが、それぞれの経験やキャリアを発表。

 同プロジェクトキャリア支援センターの樗木(ちしゃき)晶子・副センター長は、「多くの方に支えていただき続けることができた」と感謝したうえで、「医療人全体のワークライフバランスをとる必要がある。生きがいを感じて働ける職場にするためには制度やシステムの構築が必須」とさらなる取り組みの必要性を強調した。

 同プロジェクトは2007年、女性医師を支援する「文部科学省大学改革推進事業『女性医療人きらめきプロジェクト』」としてスタート。2010年、男女を問わない大学独自の「九州大学病院きらめきプロジェクト」に移行した。

 厚生労働省の調査によると、女性医師数は6万3504人で全医師31万1千205人に占める割合は20.4%(2014年末現在)。プロジェクト開始翌年の2008年末は、5万1千997人で18.1%だった。

 女性歯科医師数は2万3千428人、22.5%(同)で、2008年末は2万121人、20.2%。


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