- 町の通りにも、住宅地のどこにも、国旗の一本も掲げられていない正月を迎えた。道行く車に正月飾りの一つもない三が日だった
- 日本はもはや別の時代にいる。高齢者が多いにもかかわらずそうなっている。心新たに新年を迎える―そんな思いは急速に消えている
- 昨年暮れに安倍総理が靖国神社を参拝したことは、タイミングを見計らってのこととは言え、ファンタジーに酔っている気がしないでもない。それでも支持率は下がるどころか上昇していると聞く
- 正月に国旗を上げない国民が総理の「美しい日本」に拍手を送る。まさしく独り舞台。しかし観客は醒めている
- 第一次安倍内閣の時、「KY」と言われた。空気が読めない首相だと。少しずつそのニオイがしてきているように見えないか
- その空気を国民がまた読むとすれば、そこが日本人のしたたかさだ。