医療法人同仁会 おおぞら病院 吉田 直彦 院長

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回復期リハビリで患者、急性期病院を支える

【よしだ・なおひこ】 2002 金沢医科大学医学部卒業 愛媛大学医学部第3内科入局 2005 松山市民病院内科2007 医療法人同仁会吉田病院(現:おおぞら病院)内科2008 同副院長 2016 院長

 松山市中心部にあった病院を、北西約2kmの六軒家町に3年前に移転。以前は療養型病院だったが、回復期リハビリを中心とした病院にその機能を転換し、移転を機にさらにリハビリ機能を充実させた。かじ取りをする吉田直彦院長の運営戦略とは。

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―病院のコンセプトが変わりました。

 2009年に回復期リハビリ病棟( 49床)を開設しました。当時松山市内には回復期リハビリ病床が不足していたため必要性があると考えました。

 移転の際、場所の選定はずいぶん考えました。松山市内にある大規模な急性期病院は市内を走る路面電車の駅の近くなので当院も沿線近くに開設。急性期病院からも近いですし、高齢の患者さんや家族も電車で来院しやすい。

 移転のタイミングで病院名を吉田病院から「おおぞら病院」に変更。急性期病院から当院に移った患者さんが屋上の庭園で大空をながめ日の光を浴びたり、風を感じたりすることで「頑張って家に帰ろう」と思ってもらえたらと名付けました。

―病院の特徴は。

 予防医学、専門外来、回復期リハビリと在宅介護部門の四つが柱です。

 予防医学は1日に20人の制限を設けて、検診の質を維持しています。病院と連携した検診ですから精密検査が必要な場合は、そのまま検査を実施したり、後日受診できるように予約したりできる点もメリットだと思います。

 糖尿病、内視鏡、乳腺はセンター化して専門外来を設け、神経内科、肝臓病・腎臓・整形外科にもそれぞれ専門医を置いています。

 病棟は急性期一般病床( 28床)、地域包括ケア病床( 20床)、そして回復期リハビリ病床( 60床)と全部で108床です。急性期治療を終えた患者さんのリハビリをするポストアキュート機能が中心ですが、在宅診療をする開業医の後方支援などのサブアキュート機能も果たしています。

 在宅介護部門では、訪問診療なども手がけています。

―力を入れている点は。

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 かつて急性期病院に勤務していたころ、患者の受け入れ先がなかった。そのような地域の課題を少しでも解決したいと思います。

 入院患者の9割ぐらいが紹介によるもので、重症度が高く合併症のある患者さんを多く受け入れています。当院は内科の認定医・専門医が常勤で7人いるのが強み。内科で治療しながらリハビリに取り組むことができます。

 松山市の救急医療は輪番制で8日に1回ずつ担当日が回ってきます。ですから、その救急日までに、当院で患者さんを受け入れることで、連携病院はベッドを空けることができます。

 また、市内には回復期リハビリ病院も増えつつあります。当院を選んでいただくためにも、提供するリハビリの量や質を高めるよう力を入れています。

 例えば、個別のリハビリ時間以外でも昼間は必ず起きておいていただくように、風船バレーやカルタなどセラピストや看護師たちが企画を立てて参加してもらう「入院デイケア」を取り入れています。

 また毎日計100回の立ち上がり訓練をするのも特徴で、午前と午後の2回に分けて、全員が参加します。介助が必要な患者さんには横にスタッフが付きますし、難しい場合は、一緒に声を出して数を数えるだけでも違います。そのうちに体全体の運動能力が上がってくるのがわかります。

 また、セラピスト全員が一定の技術を保つよう研修などを充実させ、加えて若手のセラピストにはベテランのサポートを入れます。

 摂食・嚥下(えんげ)訓練には特に力を入れています。12人の言語聴覚士が、昼食に加え早出・遅出をして朝夕食のサポートにも入ります。3食介入するようになってから、胃ろうの造設件数が減り、経口移行の患者さんがかなり増えているのがうれしいですね。

医療法人同仁会 おおぞら病院
松山市六軒家町4-20
TEL:089-989-6620(代表)
http://dojinkai.jp/


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