医療法人社団 香椎胃腸科医院 松坂 紀幸 理事長 院長

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最新の知識・技術と温もりが共存する医院に

松坂紀幸(まつざか・としゆき):久留米大学附設高校卒業 2004 年福岡大学医学部卒業、九州大学第二内科入局。その後、 唐津赤十字病院、九州大学病院、白十字病院、九州病院(旧九州厚生年金病院)、下関市民病院(旧下関市立中央病院) 国家公務員共済組合連合会 浜の町病院、同連合会千早病院を経て、2015 年4 月 医療法人社団 香椎胃腸科医院 副院長、同年9 月から現職。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化管学会胃腸科専門医など。

 35年以上の歴史がある福岡市東区の香椎胃腸科医院。昨年9月、松坂紀幸理事長・院長が就任した。着任以降、患者数は大幅に増え、今年中には新築移転も予定している。同医院の松坂理事長・院長に話を聞いた。

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ーこちらの医院を継いだ経緯は。

 私は九州大学の第2内科、消化器研究室の出身です。千早病院(福岡市東区)に勤務し、なじみのある東区での開業を具体的に考え始めていたころ、同門の先輩で、当時、この香椎胃腸科医院の院長だった増田信生先生に、お話をいただきました。

 まずは副院長という形で勤め始めたのが昨年4月。当初は患者さんが少なく、自分の給料はほとんどない状態。内視鏡のアルバイトをして何とか生活していました。

 理事長・院長となった現在は、口コミなどで患者さんの数が3倍近くに増えています。今年の1月からは、同じく消化器内科医の妻が副院長として一緒に働いています。

 ここは築40年近くの雑居ビルの2階で、エレベーターも、隣接する駐車場もない、狭いクリニックです。決して条件は良くありません。それでも、これだけ患者数が増え、年間の内視鏡件数が2500例ペースにまで増加しているのは、ありがたいことだと感じています。

ー患者数増加の理由は何でしょうか。

 内視鏡の検査・治療に力を入れてきたこと、一人ひとりを大切に診察してきたことが良かったのかなと思います。

 患者さんとのコミュニケーションは特に重視しています。例えば、患者さんの疑問や不安にはできるだけ分かりやすく答えたり、持参してもらった健康診断などの結果を患者さんと一緒に分析したり。患者さん一人ひとりにかける時間は長いと思いますね。

 また、内視鏡ができる女性医師がいるという点も喜ばれています。近隣の糖尿病内科、循環器内科などのクリニックから、患者さんを紹介いただくことも多くなっています。

 今はクリニックが手狭になってしまいました。新クリニックの完成を患者の皆さんが楽しみにしてくださっています。

̶ー新クリニックの特徴は。

 これまで1室だった内視鏡室を2室、計30平方㍍に拡大します。30平方㍍にした理由は、将来、日本消化器内視鏡学会の指導施設の認定をとりたいと考えているからです。ハードルは高いですが、専門医2人以上、年間検査件数上部1200以上、下部250以上など、クリアできている基準も多いので、目指していきたいと思っています。

 現在はこのクリニックでEMR(内視鏡的粘膜切除術)を実施し、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が必要な場合は、原三信病院(福岡市博多区)などで出向治療をしています。

 新クリニック完成後は、ESDも自分たちの施設で実施できるようになります。その際は、送迎をしていただける近隣の病院と連携して治療する方向で調整が進んでいます。

 ただ、患者さんの状態によっては、従来通り、入院設備がある病院で治療したほうがいいケースもあります。それぞれの患者さんの状態を見極めて、その方にとってよりよい方法を選択していきます。

ー今後の目標は。

 前院長の増田先生は、とても優しく、地域での信頼も厚い方でした。そのベースがあるから、承継後の今の順調な滑り出しがあると思います。

 今後は、消化器内科領域において最新の知識と技術を常に維持・提供できる、レベルの高い施設であることを大前提に、さらに家族のような温かいクリニック、患者さんがここに相談したいと思えるようなクリニックにしたいと思っています。

―なぜ医師に。

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新医院イメージ

 父方の祖父は、満州の陸軍病院の院長で、宣統帝溥儀の主治医もしていたと聞いています。その影響で父もかつては軍医で、79歳になった現在も元気に大野城で開業、兄が手伝っています。

 母の実家も、5代続く開業医で、儒医として福岡藩主・黒田浩之に仕え、福岡藩の藩校を開いた亀井南冥が医祖。私は、小さなころから医業に慣れ親しんできました。

 そのような背景もあり、医師になると幼いころから心に決めていたものの、なぜか大学の受験勉強に気がのらず、大学医学部に入学したのは26歳。開業したいという夢と、手先が器用で細かい仕事が好きで得意だという特性、その両方を生かすために、消化器内科医の道を選びました。

 その時々の目標を毎年定め、クリアするようにして歩み、目標だった45歳ごろまでの開業も実現。それができたのも、多くのことを指導してくださった先輩方のおかげです。

―後進に助言を。

 若い医師たちに伝えることがあるとしたら、常におごらず、周りの方々に感謝の気持ちを忘れずに頑張ることが大事ということ。さらに、回り道も悪くないよ、ということでしょうか。

 振り返ってみると、医学部入学前は、悶々とした日々を過ごしていた気がします。でも、そのころに出会った多くの人や出来事が、今の臨床医としての自分に、いい影響を与えてくれていると思うのです。

香椎胃腸科医院 福岡市東区香椎駅前2-14-5
※年内に香椎駅前1丁目 再開発地区に移転予定
☎ 092-671-7871 http://kashii-clinic.jp


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