長時間透析の治療効果を認め、その普及に努力する「第6回長時間透析研究会」が12月5日、福岡市のアクロス福岡国際会議場で開かれた。シンポジウムでは多くの医師がエビデンスを提示、また優秀な論文を出しているフランス・タサン中央透析センターのチャールズ・シャゾー博士が「良好な血圧管理と至適除水は長時間透析により達成される」のテーマで講演した。
長時間透析の拡大をテーマに...
- 【会長挨拶】長時間透析研究会 金田 浩 会長
- 1992年、フランスのCharra博士が、長時間透析の金字塔と評価される貴重な論文を、Kidney International誌上に発表しました。 その内容は1回8時間、週3回の長時間透析を実施した445名の患者の治療成績の報告であります。表題は...
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- 【長時間透析患者からのメッセージ】
- 週4回の施設透析患者 岩見沢クリニック 増川 明江 さん(60)透析を始めたのは平成4年3月で現在約19年になります。その当時は4時間透析で途中から5時間透析となりました。現在の岩見沢クリニックにお世話になり5年でここに通院を希望...
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- 【大会会長挨拶】済生会八幡総合病院 中本 雅彦 副院長
- 長時間透析は多くの利点を持ちながら、あまり多くの施設で行われていませんでしたが、近年、長時間透析の利点が見直されてきています。長時間透析は、生存率の高さ、合併症の予防や治療、緩やかな食事制限などの多くの利点があります...
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- 【特別講演】田川市立病院腎臓内科 成清 武文 先生
- 週3回1回6時間以上、または週合計18時間以上を実現「透析時間と透析回数の考察」市中郊外を問わず数多くの透析施設が存在する今日では想像しがたいが、わが国で透析療法が開始された70年代初頭は透析機器が不足していたため、より...
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