岐阜大学医学部附属病院 病院長 吉田 和弘

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 新年明けましておめでとうございます。岐阜大学医学部附属病院は「社会と医療のニーズに応える病院作り」を目指して新たな体制をスタートすることができました。特に安心・安全を基盤として特定機能病院として最先端の医療の提供と同時に、地域に密着した病院としてその役割を果たすことがその使命であります。目標を下記の四つといたしました。すなわち、① 地域医療機関との連携中核病院、② 先端医療と臨床研究を推進し、新たな標準治療を創成する病院、③ Global and local leadership を担う人材育成のできる病院、④ 職員にとって働きやすく、患者さんに「来てよかった」と思ってもらえる病院であります。

 地域の医療機関との連携中核病院としてその役割を果たすことが、岐阜大学の発展を目指す上で極めて重要であると考えます。5疾病5事業のさらなる推進と地域医療構想の中での地域医療の中核的存在としての成長戦略として「病診連携機関登録制度」を発足しました。一方、第3期がん対策推進基本計画のなかで、「ゲノム医療の推進」があげられています。岐阜大学医学部附属病院は、「がんゲノム医療連携病院」として、標準治療から、さらにprecision medicine に向けてがんのゲノムの異常の検索を提供できる準備が整いました。さらに、昨年8月より、daVinci Xi を導入し、すでに順調に稼働が始まりました。

 先端医療と臨床研究を推進し、新たな標準治療を創成する病院を目指すため、「岐阜医療圏地域コンソーシアム(仮称)」を締結する予定です。

 Global and local leadership を担う人材育成のできる病院を目指すことで若手のモチベーションを上げることができれば幸いです。若手のさらなる交流を推進する目的で、海外の施設との積極的な交流を推進します。職員にとって働きやすく、患者さんに「来てよかった」と思ってもらえる病院を目指すことは、医療を提供する施設としての基本であると考えます。病院経営については、全国的に大学病院は病院収益は右肩上がりであるものの、医薬品や材料などの変動費の高騰、診療報酬のマイナス改定などにより、限界利益は厳しい現状があります。早速「病院経営成長戦略推進プロジェクト」を立ち上げました。

 岐阜大学医学部附属病院は職員一同精一杯医療を通じた社会貢献にまい進する所存でございます。本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


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