栃木県看護協会 会長 渡邊 カヨ子

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 謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆さまにおかれましては穏やかな新年を迎えられたことと存じます。また毎年のことですが、医療や介護の現場では年末年始を患者さんや入居者の皆さんと共に迎えられた方も多いことでしょう。誠にお疲れさまでございます。24時間365日、切れ目のない勤務体制により多くの患者さんや入居者の皆さんが安心して療養されています。医療・介護の従事者はこのことに誇りを持ち、まい進されることを願っています。

 医師や看護師は使命感や責任感が強く、仕事になると無理をすることもあります。しかし持続的で質の高い医療や看護を提供するためには、医師や看護職など医療従事者の健康管理が最も重要であります。

 ご存知の通り国は昨年、「働き方改革」を推進するための法律を整備しました。これは医師や看護師が心身ともに健康で働き続けられる職場環境づくりの一端といえます。看護職においては深夜業の「回数制限」「勤務間インターバル」は努力義務ではありますが、永い目で見て"追い風"と捉えたいと思います。

 日本看護協会は「看護職の健康と安全が患者の健康と安全を守る」を基本認識に「労働安全衛生ガイドライン―ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)を目指して―」を発行しています。看護職の働き方や働く場の多様化が進む中、看護職が健康で働き続けられる持続可能な職場環境の整備は急務であります。看護職がヘルシーワークプレイスを推進することにより、他職種の方々のけん引力になることを期待しています。特に職場におけるさまざまなハラスメント(嫌がらせ)は、被害者の持つさまざまな特性を理由として引き起こされます。個々の看護職が悩みを抱えることなく、相談と支援ができる組織体制づくりが重要といえます。このハラスメント対策は看護職の離職防止の面からも重要です。

 これから「2025年問題」に向けて医療・介護に関わるすべての方々が、元気はつらつで安心で安全な職場環境づくりができることを願っております。2019年は元号が新しくなる年でもあります。皆さまにとって素晴らしい新たな年になることを祈念いたしております。


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