久留米大とNPOが共同で企画
コーヒーとケーキを楽しみながらがんについて学ぶ集いが月に1度、西鉄グランドホテルのグランカフェで開かれている。
久留米大学先端癌治療研究センター(山田亮所長)とNPO法人ウィッグリング・ジャパン(上田あい子代表理事)が企画したもので、4回目の1月23日は「がんと放射線」がテーマ。久留米大医学部重粒子がん治療学講座の淡河(おごう)恵津世教授が、およそ20人の参加者に、たき火を例にあげて放射線と放射能の違いなどを分かりやすく説明、来春鳥栖市に開設予定の九州国際重粒子線がん治療センターへの期待も語った。参加者からは重粒子線で治療できないがんはあるのかなどの質問が寄せられた。集いの模様はインターネットで動画配信された。
2月9日は久留米大医学部胸部外科学講座の寺崎泰宏助教が「肺がん」について話した。
6回目となる3月8日は同大先端癌治療研究センターの山田亮所長が、「がんワクチン」の題で講演する予定。
山田所長は「大学独自では、こういった女性らしい企画はなかなかできない。今後も続けていきたい」と話している。 第4回目は「がんと放射線」