久留米大学病院 病院長 中島 格

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年頭所感

久留米大学病院 病院長 中島 格

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は年始早々前年からの新型インフルエンザ流行の対応で慌ただしい新年を迎えたことを改めて思い出します。久留米大病院では久留米医師会をはじめとして、地元の医療機関と協力して色々な対応策を検討し、どうにか乗り切ることができました。特に大学病院では、緊急の対応として感染症専門の医師や診療部門だけではなく、病院の各診療科の医師と看護部門が交代で当番制をとってインフルエンザ対策当直を行い、さらには事務部門も病院だけでなく大学本部の職員も参加して外来トリアージを担当しました。

緊急の際に、病院だけでなく大学全体を挙げての取り組むひとつのモデルになったと考えています。この冬はこうした取り組みが必要にならないことを願い、一方でいつでも対応策が開始できるようにと気を引き締めています。厳しい医療情勢は今年も続きそうですが、われわれ大学病院で診療を担当する者にとっては、これまで以上に地域に根ざした医療と新しい診療技術の開発に努力したいと気持ちを新たにしています。

久留米大学病院は昨年秋に大学病院本館東棟が竣工し、一昨年春に完成した病院本館西棟と合わせて、昨年11月には久留米大学創立80周年記念事業としての大学病院本館が正式に開院しました。創立70周年記念事業で建設された総合診療棟と合わせて、久留米大学病院は外来・病棟・手術部をふくめてすべて完成し診療体制を整えたことになります。機能性と安全性を重視した特定機能病院として、教育や研究に取り組める医学部附属病院としての役割も果たしていくことを願い、職員一同一層の務めを果たしたいと願っています。

また、新しく完成した病院本館には、屋上にドクターヘリの格納庫が設置されました。格納庫を屋上に設置したのは日本でも初めてのことで、救急出動時には迅速に対応することができます。救急患者は屋上から専用エレベーターで一階の高度救命救急センターへ直送され、最新の救命医療が迅速に開始できる体制が整ったことになります。

診療や臨床研究でも飛躍の年にしたいと願っています。昨年6月1日付で厚生労働省より高度医療(第3項先進医療)として承認されたことを受け、8月からは本邦で初めてとなる保険診療との併用診療(混合診療)のがんペプチドワクチン療法がスタートしました。泌尿器科がんワクチン外来で行われ、対象となるのは、白血球型がHLA-A24の再燃前立腺がん患者のうち、ドセタキセルという標準的な抗がん剤が使用できない方です。

こうした先進的な医療を開発していくのも大学医学部附属病院としての責務と認識し、医学部の研究者と手を携えて努力したいと思います。このほか、昨年秋には念願の肝移植が外科で行われ、肝がん治療の幅も拡大しましたし、人工内耳埋め込み手術も開始されました。今年はこうした新しい分野の拡大に加えて、これまで蓄積された地域医療機関との連携の更なる強化による総合医療を進めていきたいと願っています。

関係各位の皆様のますますのご理解とご協力をお願いしますと共に、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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