日本女性は乳がんに負けない

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あけぼの会・会長 ワット隆子

 みなさんご存知でしたか、10月は世界的に「乳がん月間」です。世界中の女性が乳がんについてよく知り、乳がんで命を落とさないと自分に誓う月なのです。

 この月間中、国内あちこちで著名建造物をピンクにライトアップしたり、講演会、ウォークなどの催しが展開されるようになりました。それも年々、大々的になり、ピンクのライトアップが乳がん啓発のメッセージであることも知れ渡ってきている感があります。しかし、肝心の死亡率が下がっていない。なぜなのでしょう?

 それは今でも乳がんを進行した状態で見つける人と、早期に見つけても、自分でいろいろ思案躊躇して、早期治療に結び付けないで、結果的に手遅れにしてしまう人が絶えないからだと思います。早期に発見し、早期に的確な治療を受ければ治るがん、そして、多くの人が助かっているがん、それが乳がんです。ですから賢い女性はそれを知っている。

 ここで「賢い」というのは、頭がいいとか高学歴とかではありません。真に賢い人とは、難事に直面した時、何をしなければいけないかを正しく判断して、それを行動に移す人です。どうですか、あなたは賢い女性といわれたくありませんか?

 私も今から36年も前、37歳の時に乳がん手術を受けました。左胸のしこりに触れた時、若かったのと、二人の子供たちにたっぷり授乳していたので、がんであるはずがないと否定しました。しかし、検査ではっきりさせるため、すぐに病院へ行き、しこりが小さいから様子を見よう、と言った医師に患者の私がお願いして、マンモグラフィー、生検と検査を進めたら悪性と判明、即手術になった、という武勇伝の持ち主です。当時はみな全摘手術だったので、左胸は切除、放射線治療も受けました。

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9月5日、がん征圧全国大会のあったアクロス福岡と隣接の天神中央公園は終日にぎわった。写真はがん征圧を訴えるパレードの先頭に立つ福岡県すこやか健康事業団の原信之会長(中央)と瓦林達比古理事長(その左)。

 私は何としても生きていたかった、そのためにはどんな治療でも受ける覚悟でした。幸いきつい抗がん剤はしなくて済んで、闘病というほどの治療は受けなかったのに、この年月、再発もなく、あけぼの会の会長として、今も毎日事務所へ通って、仕事をしています。

 近年、乳がん治療の進歩で、全摘手術より温存手術のほうが多くなり、また全摘をしても乳房再建ができる施設も増えてきて、女性としての外観を保護できるようになりました。

 また治療薬も日に日に増えて、病状に合わせた薬、副作用対策など、30数年前とは比べようもないほど進歩しています。

 あとは、あなたの心構えひとつ、賢い現代女性は勇気ある人、 どうか、めいめいが「乳がんには負けない」ともう一度自分に誓って、明るく生き生きと人生をフルに生きる女性であってください。


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