年が改まった。個人的には一年の始まりは4月だが、一年のうちに2度心機一転の機会があることは、悪いことではない。
新年であるし、喜ばしいニュースをさがしてみた。
アメリカの医学雑誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンの最新号に、日本と中国の科学研究費が増加していると掲載されたそうだ。2007年に比べて2012年は、日本で90億ドル、中国で64億ドル増加しているとのこと。
元日、コロラド州で嗜好品大麻が合法化された。英国のインディペンデント紙では、世界的に大麻の合法化が進んでおり、今後中国の製薬科学の発展が進むだろうと、カナダの生化学者のコメントを掲載している。
お隣の韓国は、医療ツーリズムに力を入れ始めたようだ。朝鮮日報によると、ザ・リッツ・カールトンでは、ホテル地下に幹細胞治療センターを開院させた。またミレニアム・ソウル・ヒルトンは健診センターと提携して、受診する客に対する割引を始めている。ロッテホテルは7つの医療機関と提携し、定款に医療観光業を追加したという
大麻の合法化や医療ツーリズムの良し悪しは別として、アジアの医療は大きく発展しているらしい
わが国では今年、2年に1度の診療報酬改定が行なわれる。当初は対応に追われる施設もあるだろうが、これが日本の医療に今以上に資することを期待したい。