福岡大学筑紫病院 病院長 向野 利寛

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 新年明けましておめでとうございます。

 皆さまには、良いお年を迎えられたことと拝察いたします。旧年中は福岡大学筑紫病院に多大なご厚情を頂き、誠に有難うございました。

 一昨年4月の診療報酬改定は、急性期医療を担う病院にとって厳しいものでしたが、全職員の働きや病棟の再編などにより、昨年はかなり良好な収支状態で推移できました。また、地域医療支援病院・地域がん診療病院としても順調に推移できたと思います。2018年度は診療報酬改定の年ですが、私たち団塊の世代の高齢化と共に医療費増大が危惧されています。これからも厳しい医療環境が続くのは間違いありません。将来を見据えつつ、筑紫地区に必要な医療を考えながら病院を経営していくしか方法はありません。

 最近、働き方改革が言われています。医師の過労死の問題と共に医師の働き方も問われています。先輩医師の背中を追いながら仕事を覚えてきた古い人間として、医師が労働者ということには抵抗がありますが、患者さんのために徹夜もいとわないのが良いことなのか―、医師も心身ともに健康でないと良い医療を提供できないのも事実です。ただ、大学病院の医師として、仕事・研究・日々の勉強の内、どの部分が業務であり、どの部分が自己研鑽なのか分けるのはなかなか難しい問題です。医師の働き方について、福岡大学病院と共に考え、若い医師がより良い状況で研鑽出来るようにしたいと考えています。

 在宅医療の支援は、当院の大切な役割の一つと考えて、数年前から力を入れているところですが、院内の地域医療支援センター内に設置した在宅支援室に看護師長を新たに配置しました。在宅医療を受けている方や訪問看護ステーションからの相談などに応じると共に、筑紫地区の病院・診療所・訪問看護ステーションとの連携をさらに深め、より良い医療環境が提供できるように役割を果たしたいと考えています。そうして地域に根ざした大学病院としてこれからも地域社会に貢献できる病院としての機能を充実させていきます。今後ともより一層のご指導、ご協力をお願い申しあげます。

 最後に、今年が皆様にとって良い年でありますよう祈念いたします。


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