離島・へき地は総合診療医の“メジャーリーグ”

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「日本版 離島へき地研修プログラム」始動

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全国をかけ回る日々を送る齋藤学氏=福岡県宗像市で

 離島・へき地の総合病院などに医師を送り込み、現地で研修。遠隔サポートなども駆使して実力ある医師を育成しながら、医師不足に悩む地域の医療にも貢献する取り組みが始まった。

 仕掛けたのは、「離島・へき地は総合診療医のメジャーリーグ」と語る、医師で合同会社ゲネプロ代表の齋藤学氏(43)。

 救急医、総合診療医として10年近く経験を積みながら、初めて赴任した離島で「まったく歯が立たなかった」という悔しさをばねに、"メジャーリーグ"で通用する医師養成に力を注いでいる。

 この4月にスタートしたのは「日本版 離島へき地研修プログラム(RURALGENERALIST PROGRAMJAPAN)」。

 離島・へき地にある「研修病院」での12カ月間の研修と、豪州やモンゴル、バヌアツなど海外での3カ月間の研修を組み合わせた、豪州へき地医療学会(ACRRM)公認のプログラムだ。

 参加医師は、豪州のへき地専門医との議論や専任講師による英語の授業、世界で活躍する日本人医師とのメールのやり取りなどのサポートを受けながら、研修病院で診療などに従事し、修練を積む。国内での研修を終えた後は、集大成として、海外で「腕試し」する仕組みになっている。

 このプログラムは、豪州でへき地医療に従事する医師や、同国の関連するさまざまな学会のサポートを受けて作成。特徴は、医師と研修病院の双方にメリットがあることだ。

 医師側は、期間限定の研修で、収入を得ながら診療能力や語学力を磨くことが可能。修了後の試験に合格すると、豪州へき地医療学会の「Certificate ofRural Medicine」を得ることができる。

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上五島病院で研修を積むプログラム1期生

 一方、病院側は、離島・へき地医療への志が高い医師を、1年間確保できる。

 研修病院は現在、島田総合病院(千葉県)、上五島病院(長崎県)など4カ所。研修開始後の参加者のフォローのために、齋藤氏自身が研修病院で一定期間、医師として働き、病院の特徴などを把握した。

 選定のために40〜50カ所の病院に足を運び、①地域の医療困窮度が高く、その病院に医師を投入することが地域の人の役に立つか②医師にとって勉強になる病院か③志を同じくする院長、事務長がいるか、を主な基準に選んだという。

 1期生は7人。前期研修修了後から参加できるが、平均すると、医師歴9年目、38歳。齋藤氏は「当初想定よりベテランが多い印象。離島やへき地、海外や途上国での医療へのあこがれをどこかで捨てきれずにいた人が多いのかもしれない」と分析する。

 今後、10年または100人の修了生輩出を目標に、「期間限定」で活動する方針。齋藤氏は「このプログラムは、いつまでもゲネプロのものであってはいけない。10年以内に公的な機関に移せるよう、広げていけたら」と話している。

■ゲネプロ
http://genepro.org/rgpj/


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