愛媛大学医学部附属病院で開催

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市民公開講座「もっと知ってほしい大腸がんのこと」

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 ブルーリボンキャラバン「もっと知ってほしい大腸がんのこと2015 in 東温」が、このほど愛媛大学医学部附属病院(愛媛県東温市志津川)で開かれ、市民や医療関係者など210人が集まった。

 主催は愛媛大学医学部附属病院消化管・腫瘍外科学講座。座長は同講座の渡部祐司教授で、医師、看護師の計6人が大腸がんについての講演を行った。会場内には大腸がんの検査、治療に使用する機器などの展示ブースも設けられた。

 ブルーリボンキャラバンは大腸がんの検査・診断、また外科的治療・薬物療法について広く市民に知ってもらうことを目的に、2011年から全国で市民公開講座を開催してきた。愛媛県での開催は2011年の松山市以来、今回で2回目。

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大腸がん患者・家族へのサポートについて説明する愛媛大学医学部附属病院・総合診療サポートセンターの若松綾氏

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大腸がんの外科的治療とその後の生活をテーマに講演する愛媛大学医学部附属病院消化管・腫瘍外科学講座の山本祐司氏

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大腸がんの薬物療法をテーマに講演する愛媛大学医学部附属病院消化管・腫瘍外科学講座の石丸啓氏

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愛媛大学医学部附属病院光学医療診療部内視鏡部長の池田宜央氏

 渡部教授は開会式で「近年、がんに対する根拠のない情報が氾濫している。正しい情報を知ってもらうことで病気への不安を軽減し、受診率の向上につながることを期待している」とあいさつ。その後、「大腸がんになっても慌てない」をテーマに特別講演を行った。

 その中で渡部教授は「大腸がんは怖い病気だが、検診で発見しやすく、手術で完全に切除できれば、完治する可能性が高い」と強調。さらに「手術が受けられなくても、ほかの治療法がある。たとえ再発しても有効な治療法があるので、あきらめることはない」と話した。

 愛媛大学医学部附属病院光学医療診療部内視鏡部長の池田宜央氏は「大腸がんの予防・診断・検査」と題した講演で、大腸がんの症状として血便や便通の異常、腹痛などがあるが早期のがんの段階ではほとんど症状が出ないので注意が必要だと説明。

 さらに、糖尿病は、がんの発症リスクを高めるので、バランスの良い食事を心がけ、適度な運動による適正な体重管理と同時に、がんの早期発見・早期治療のために、定期的にがん検診を受けることが重要だ」と述べた。

 全講演終了後のQ&Aトークセッションでは、パネリストが参加者からの質問に回答。「ポリープが見つかったが病院からは切除せずに1、2年後に検査を受けるように言われた。本当に大丈夫なのか」という質問に対し、池田内視鏡部長は「内視鏡検査で見つかったポリープは必ずしも、すべて切除しなくてもよい。明らかに悪性だと思われるもの以外は切除しないという選択は珍しいことではない」と答えた。

 また「大腸がんに関する手術で、先進医療の対象となるものはありますか」との問いに対し、渡部教授は「現在、大腸がんの手術で先進医療は行っていないが、近い将来ロボットのダ・ヴィンチを用いた手術が行われる可能性がある」と話した。

 閉会のあいさつで渡部教授は「大学病院では大勢の医師が患者のために日夜頑張っていますので、もし心配なことがあればいつでも気軽に相談に来て下さい」と呼びかけ。日常の生活習慣の改善及び、こまめながん検診受診の重要性を参加者に訴えた。

 次回は3月21日に東京医科歯科大学(東京都文京区)で開かれる予定。

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 愛媛大学医学部附属病院総合診療サポートセンターの皮膚・排泄ケア認定看護師の杉本はるみ氏は「がん治療を受けている患者のストーマケアーがん化学療法を中心にー」のなかで、「近年、在院日数の短縮によりストーマケアが確立できぬまま転院・退院するケースが増加し、高齢化に伴うセルフケア能力の低下、老老介護、独居世帯の増加によるストーマセルフケアの困難が最大の課題だ」と述べ、これからは地域でケアやサポートをさせて「地域で支えるストーマケア」の確立が急務だと話した。


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