●WITH5号
福岡市医師会成人病センターの広報誌は全4ページ。循環器内科の勝田洋輔医師が、「リラックスしてもう一度血圧測定を」と呼びかけ、検診部門の小池城司医師が、同センターで受けられる5種類の健康診断について説明している。今年3月から脳ドックも可能になった。
●ヨレヨレ2号
「宅老所よりあい」で起きたことを淡々と載せるだけで凄みが出ている。全国14の書店で販売中。10月には3号も発刊した。編集者の鹿子裕文氏によると、ロックンロールをエッセンスに使っており、それで読者は「なんじゃこれは!」という感覚になるという。病院の広報誌を作る際にかなり参考になるはず。ぜひネットで検索し購読を。
●はまかぜ56号
浜の町病院の季刊誌。糖尿病について糖尿病内分泌内科の平松真祐部長が、専門医の立場から解説、さらに血液内科病棟について、衛藤徹也血液病科部長と深川奈穂子9AB病棟看護部長が説明している。患者アンケートの結果も目を引く。
●あおば通信47号
がんを学ぶ青葉の会発行の会報で、ホチキス留めながら16ページの力作。さまざまな活動報告に加え、食と医、無人島暮らし、丹田呼吸法など独自の色を出している。たくさんの人の名前と顔が登場し、会報の定石はちゃんと押さえてある。
●九州医療センターニュース69号
開院20周年の特集号。村中光病院長の顔写真に、かつてインタビューしたことを思い出した。「ヒポクラテスのカフェ」の欄でそら豆を取り上げ、ピタゴラスが肉食を禁止するとともにそら豆やエンドウ豆を食べることも禁止し、後年ベジタリアンの父と呼ばれたとの話は興味深かった。「別府冷麺」という名物の存在も初めて知った。
●田井島交差点20号
日本人には縦書きが格段の説得力を持つと知っているかのような熊本第一病院の情報紙。「新人看護師の成長記」や「CES通信」から声が聞こえてくるように思えるのは、首を縦に振って読む縦書きのなせる技か。そして終面の「肥後狂句の部屋」。あー、ここは面白いなあ。これを読みたくてほかも読む。たぶんそうなんだろう。