意志を決定する過程で価値観の共有を

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日本尊厳死協会・ふくおか 公開講演会

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 日本尊厳死協会・ふくおかは12月7日、福岡市博多区天神の天神ビルで、尊厳死と意思決定を考える公開講座を開き、会員や医療関係者など60人が集まった。

 講師は、福岡すこやか健康事業団の会長で、日本尊厳死協会常任理事の原信之=九州支部長と、飯塚病院緩和ケア科在宅医療支援本部の柏木秀行副部長の2人。原支部長は、最期まですこやかに

生きるという観点から、高齢者の健康と長寿の秘訣について話した。

 柏木医師は、つらくない意思決定でやすらかな最期を迎える支援として、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を説明した。将来の意思決定能力低下に備え、今後の治療や療養を、医療者が患者と家族とあらかじめ話し合う過程のことで、「意志決定の前に価値観を共有しておけば、終末期における患者と家族の満足度は上昇し、遺族の不安や抑うつが軽減する」と語った。

 質疑応答で原支部長は、「認知症患者のリビングウィル(最期治療への意思表示)は、いま論議されているところ」と話した。

 保健師の友人に誘われて参加したという、NPO法人アイニ介護マネジメントの理事長で主任介護支援専門員の武石佳代子看護師は記者に、「仕事に役立つ内容だった。質疑応答で、一般の人の考え方が分かって参考になった。現実として、在宅と病院には乖離があり、それを埋めていくことが急がれると思う」と感想。65歳の男性は「妻が会員。兄が寝たきりで会話が出来ない状態。兄嫁に聞いても状況を教えてくれず、どうすればいいか分からない」と話していた。

 また、身内は関東に弟が1人いるだけという72 歳の女性は、「会員だが、 個別の不安に答えてくれる場が欲しい。認知症がこわい」と不安な顔をしていた。

 尊厳死協会九州支部では「尊厳死関係の企画があれば、九州全県に支部から無料で講師を派遣します」と出前講座の開催を呼びかけている。 TEL.092-724-6008


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