9月11日「平成22年度がん征圧の集い〜笑って学んでがん予防〜」が福岡都久志会館(福岡市中央区)で開かれ約350名が参加した。
冒頭、財団法人福岡県すこやか健康事業団の原信之会長が「がんはもはや国民病といっても過言ではありません。07年に施行された『がん対策基本法』は10年間に75歳以下のがん死亡率を20パーセント下げること、そして患者・家族の苦痛の改善することを目標に掲げています。そのためには予防とがん検診による早期発見が重要です」とあいさつ。
続いて、九州がんセンターの岡村健院長が「がん医療の現状と将来」と題して講演。喫煙や肥満、食事等の生活習慣とがんとの因果関係を最新の研究データも交えながらわかりやすく解説した。メモを取りながら聞く熱心な聴衆の姿も多くみられた。
その後は「博多笑い塾」小ノ上マン太郎理事長=写真=による講演「笑って学べる笑い塾―笑いづくりはすこやかづくり―」
博多笑い塾は1999年に設立されたNPO法人で「笑いの健康」をテーマに毎月1回「笑例会」を開催している。また、笑いの医学的効用についての研究や実践も行っている。
小ノ上理事長はこの日、約1時間にわたって身ぶり手ぶりを交えながら笑うことで人間の免疫力が向上すること、そして笑うことが健康に結びついていることをユーモアたっぷりに訴え、会場は爆笑の連続だった。