国立病院機構九州がんセンター院長 岡村健

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病む人と家族を思いやる最良のがん医療を目指す、新病院アクションプラン。

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新年、明けましておめでとうございます。年頭に当たり、皆様にご挨拶申し上げます。

昨年を振返ってみますと、3月11日の東日本大震災、巨大津波そして原発事故と歴史に残る大災害に襲われました。国立病院機構九州ブロックからも医療支援チームを派遣し、当院も開設39年目にして初めて災害医療支援チーム(医師1名、看護師2名、事務1名)に参加しました。このチームのメンバーは病院からの指名ではなく、志願者を募って、自ら参加を希望してきた職員でしたので、医療者としての意識の高さに感激しました。

世界に目を向けますと、リビアやエジプトなどの政権崩壊、ギリシャを初めとする欧州の財政危機、東南アジアの大水害、年末には北朝鮮総書記の死亡など、わが国だけでなく、世界的に時代が歴史的な大転換期であることを実感させられた年でした。

当院は昨年を「新生九州がんセンター元年」と位置づけ、4月からの臨床研究センター昇格、7対1看護体制導入など新しい体制で活動しましたが、かねてから念願の新病院建設計画が具体化するなど、次の世代につなぐ年、新生九州がんセンター元年に相応しい年となりました。

今年は「新生九州がんセンター2年」になります。昨年末、新病院の開院に向けて「新病院アクションプラン」を策定しました。このプランは3つの柱、①新病院設計・建設②電子カルテ導入③手術部門・外来部門の改革による経営向上、から成っています。今年はこのアクションプランを開始する年です。

新病院は九州だけでなく、西日本を代表するがん専門施設として誇れる病院にしなければなりません。そのためにもこの「新病院アクションプラン」を確実に実行し、当院の基本理念「病む人の気持ちをそして家族の気持ちを尊重し、温かく、思いやりのある最良のがん医療をめざします」を心に深く刻みつつ、施設や医療機器などハード面のみならず、体制・組織・人材などのソフト面でも、常に最新・最先端、トップレベルの最良のがん診療・臨床研究・人材研修教育を志してゆかねばならないと思っています。

皆様には何卒ご支援、ご協力の程お願い申し上げます。


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