岐阜大学医学部附属病院 高次救命治療センター 小倉 真治 病院長・センター長
北は北海道、南は沖縄県と、救急医を志す医師が全国から集まる岐阜大学の高次救命治療センター。「救急医療は初期診療開始までの時間が患者のその後を分けるので、時間の感覚が重要になるのです」と小倉真治センター長は語る。
北は北海道、南は沖縄県と、救急医を志す医師が全国から集まる岐阜大学の高次救命治療センター。「救急医療は初期診療開始までの時間が患者のその後を分けるので、時間の感覚が重要になるのです」と小倉真治センター長は語る。
南海トラフ地震では最大震度7、津波到達までの最短時間は30分、最大津波浸水深が8mと予想される三重県伊勢市。「一人でも多くの命を助けるために、あらゆる備えをすることがわれわれの責務」だと説田守道・救命救急センター長は語る。
災害発生時、携帯端末を通じて本人の避難を誘導すると同時に、自らが避難したことを家族などに知らせ、避難を促す―。そんな新たな技術を熊本赤十字病院が考案し、特許を取得した。同院は企業と共同で災害時にライフラインが止まっても機能が維持できる水洗トイレの開発にも成功。災害に強い社会づくりに積極的に取り組んでいる。
「災害医療に正解はない。だからこそ反省を次に生かすことが重要」。災害拠点病院である三田尻病院。豊田秀二院長が被災地での経験を通して気づいたことは―。
「地域における災害医療」や「防災」のあり方が少しずつ変わりつつある。「平時」「有事」を切り分けるのではなく、コミュニティーの強化を基盤にして常にチームで備えておく。そんな動きが見えてきた。
2018年をいかがお迎えでしょうか。新年明けましておめでとうございます。旧年と変わりませず、今年も九州大学病院に多くのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。2018年を迎え、九州大学病院は、地域の医療機関との密な連携の下、より良い関係を基盤に高度急性期医療を担う病院として、発展し続けていきたいと考えております。