必要な急性期医療とは 地域に根ざす医療を求めて
必要な急性期医療とは地域に根ざす医療を求めて
開院は1973年(当時は沖縄中央脳神経外科)。沖縄返還後の「何もない状況からスタートした」と語る大仲良一理事長は、豊富な実績と最先端の医療技術を擁する病院に育て上げた。「より地域に密着した取り組みに力を入れたい」と意気込む。
三重県厚生農業協同組合連合会(JA三重厚生連)が運営する7病院の一つ。人口4万人強の菰野町に位置する三重北医療センター菰野厚生病院は17診療科、230床から成る。500床前後の大病院がそろう周辺の状況を踏まえ、小嶋正義院長は2014年の就任時より、「埋もれない病院づくり」に乗り出した。
医療法人五星会菊名記念病院への2017年度の救急搬送台数は、7300台超。地域でも屈指の数だ。「超高齢社会を迎え、今後、ますます急性期医療の需要が高まる」と話す村田升院長に、横浜市内の救急事情や、多角的な視点からの病院運営について、話を聞いた。
立地は都心の一等地である「原宿」。急性期後の患者を受け入れ、在宅復帰を目指す回復期リハビリテーション医療を提供する。在宅復帰率は、開設以来90%前後を維持。他の医療機関や福祉施設とも連携し、地域包括ケアシステムの一翼としても期待される。