独立行政法人地域医療機能推進機構 りつりん病院 大森 浩二 院長
「情熱的な職員が多い。それが当院の強みですね」と語る大森浩二院長。一致団結して目指すのは、地域における「かかりつけ総合病院」だ。
「情熱的な職員が多い。それが当院の強みですね」と語る大森浩二院長。一致団結して目指すのは、地域における「かかりつけ総合病院」だ。
2014年に運営母体が独立行政法人地域医療機能推進機構に移行し、病院名を京都鞍馬口医療センターに改称。昨年就任した島崎千尋院長は、地域医療を支える病院であると同時に、専門性の高い医療を提供することで病院運営の柱にしたいと考えている。
われわれは全国から患者を集める病院ではない。だからこそ余計に、地域のニーズに応えなくては―。神奈川県済生会横浜市東部病院の三角隆彦病院長は言う。高度急性期医療を担う同院の病院長が、次に取り組もうと考えていることは地域ぐるみの人材育成と医療機関同士の連携強化だった。
4月に父の孝行氏から理事長のバトンを託された。2010年に東京から戻って8年余り。臨床での”現場感覚”を頼りに「地域に求められる慢性期医療」を提供するために模索してきた。次代を見据えた新たな取り組みに手応えも感じている。
北は北海道、南は沖縄県と、救急医を志す医師が全国から集まる岐阜大学の高次救命治療センター。「救急医療は初期診療開始までの時間が患者のその後を分けるので、時間の感覚が重要になるのです」と小倉真治センター長は語る。
父親が理事長を務めている天陽会中央病院に戻ったのが10年前。厚地伸彦院長は、たびたび起こる救急患者の県外搬送に危機感を抱き、専門である循環器領域を中心に、救急対応を強化してきた。その思いは災害対策にも通じている。
日本初の内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術を行った角谷整形外科病院。先進的な技術を積極的に導入する風土は開院当初から根付いていた。「患者さん一人ひとりの心に届く医療とケア」を追求し、和歌山県の整形外科診療をけん引し続ける。
1957年に開設し、働く人々の健康を支えることを目的に運営を進めてきた長崎労災病院。近年は県北医療圏の急性期を担う中核病院として地域医療にも注力する。小西宏昭副院長は整形外科医として地域と向き合い続ける。