佐賀大学医学部 精神医学講座 門司 晃 教授
世界保健機関は世界に3億人超のうつ病患者がいると推計。早急な対策が必要だと警鐘を鳴らす。国もうつ病を含む精神疾患を、がんや脳卒中などと並ぶ重点対策が必要な疾病の一つとして位置づける。rTMS(反復性経頭蓋磁気刺激)療法の研究に挑む門司晃教授に話を聞いた。
世界保健機関は世界に3億人超のうつ病患者がいると推計。早急な対策が必要だと警鐘を鳴らす。国もうつ病を含む精神疾患を、がんや脳卒中などと並ぶ重点対策が必要な疾病の一つとして位置づける。rTMS(反復性経頭蓋磁気刺激)療法の研究に挑む門司晃教授に話を聞いた。
「精神保健福祉冬期講座」が12月12日、福岡県春日市のクローバープラザで開催された。福岡県精神保健福祉協会(神庭重信会長)と福岡県精神保健福祉センター(楯林英晴所長)の主催。約250人が参加した。
「寛解を維持しリカバリーすることが真のゴール」と話す琉球大学精神病態医学講座の近藤毅教授。発達障害への関心が高まる中、社会はその「特性」をどのように捉え、受け入れていくべきか。方向性のポイントを聞いた。
住宅街から小さな森をくぐり抜けた場所にある垂水病院。60年ほど前、全国でも数少ない依存症治療専門の病院として開設され、今春、装い新たに生まれ変わった。
術後の高齢の入院患者に起こりやすい「せん妄」や認知症に対する「リエゾン精神医療」の取り組みが進んでいる。医療の高度化で高齢者にも侵襲の大きな手術が行われるケースが増加したためだ。こうした例を含めて、精神科領域で求められる医療の多様化が進んでいる。
サイコオンコロジーを最前線で学び、今年、島根大学医学部精神医学講座の教授に就任した。稲垣正俊教授は、「伝統の上に新しいものを積み上げていきたい」と語る。
臨床を中心に精神疾患のある患者のサポート・社会復帰支援に注力する池淵恵美主任教授。医局の特徴と、副大会長を務める「第24回SST全国経験交流ワークショップin東京」(7月28日・29日開催)について聞いた。
労働者の健康を管理する産業医。一定の基準に当てはまれば、医療機関も専属の産業医を選任しなければならない。長時間労働や患者からの要求水準の上昇で、医療現場での精神疾患者は年々増加。自院の産業医に相談する人も多いという。現状について、産業医科大学の吉村玲児教授に語ってもらった。