徳島大学大学院医歯薬学研究部 脳神経外科学分野 髙木 康志 教授

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2017年10月教授就任 国内トップクラスを目指す

【たかぎ・やすし】 大阪教育大学教育学部附属高等学校池田校舎卒業 1991 京都大学医学部卒業 同附属病院脳神経外科入局 2002 理化学研究所発生再生医学研究センター研究員京都大学医学部附属病院脳神経外科助手 2008 京都大学大学院医学研究科脳神経外科講師 2011 同准教授 2017 徳島大学大学院医歯薬学研究部脳神経外科学分野教授

 20年にわたり医局のかじを取ってきた永廣信治院長からバトンを受け取った髙木康志教授。京都大学で培った技術で、徳島大学脳神経外科に新たな風を吹かせる。

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―教授就任から半年が経ちましたね。

 1974年に開講した徳島大学脳神経外科は、四国にある大学の脳神経外科の中で、最も長い歴史を持つ医局です。私はその3代目教授として2017年10月に着任しました。

 就任後およそ半年間は、四国全域と本州に点在する関連病院の視察や医局員との面談、講演会などで学外に出て行くことが多かったのですが、それもようやく落ち着いてきました。

 地域が抱える課題を解決することも大学病院の重要な使命です。徳島県では24ある市町村のうち11の市町村が過疎地域に指定されています。特に山間部では医師不足も深刻です。2011年には寄附講座「地域脳神経外科診療部」を立ち上げ、当医局の島田建司・特任講師をはじめとする数人の医師が徳島県立三好病院(三好市)と徳島県立海部病院(海部郡)の脳神経外科に週に数回、診療支援に行っています。

 年に2回開催している同門会は、関連病院の先生方が顔を合わせて情報を交換する貴重な機会です。今後は若い医師中心の会も開催し、徳島県における医療の標準化を目指し、知識の確認や技術鍛錬を積む取り組みを新たに始めようと考えています。

―徳島大学脳神経外科の強みは。

 2016年に開設した「てんかんセンター」では、長時間ビデオ脳波モニタリングによる正確な評価に努めています。薬物治療のほか、難治性てんかんの場合は外科的病巣切除術も検討します。

 パーキンソン病やジストニアによる不随意運動に対して、脳の深部に電気刺激を与えることで脳神経回路の機能修正をする、脳深部刺激療法(DBS)は実施している医療機関が少なく、広域から患者が訪れます。

 センターでは神経内科をはじめとする他の診療科と協力し、包括的かつ円滑な診療を提供しているのが特徴です。

 1999年に全国の大学病院に先駆けて開設した「脳卒中ケアユニット」では、現在、年間300人以上の急性期脳卒中患者を受け入れ、直達手術や脳血管内手術を施しています。今後は、脳血管内カテーテル治療と開頭手術を組み合わせた脳血管手術や、頭蓋底腫瘍など、高難度な病変専門の外来を立ち上げる予定です。優れた専門性と高い安全性で、徳島県に限らず県を超えて広く患者に選ばれるような、国内トップクラスの脳神経外科医療の確立を目指しています。

 研究の面では、これまで活発に行われてきた脳動脈瘤(りゅう)などの基礎研究に加え、今後は、私がこれまで京都大学で行ってきた神経再生の研究にも力を入れ、発展させていきたいと考えています。

―脳神経外科の魅力と今後の展望を。

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 身体機能の多くをつかさどる脳に直接触れて治療することで、症状が改善し、患者さんに喜んでもらえるのは治療の醍醐味(だいごみ)と言えるでしょう。近年は、脳動脈瘤のカテーテル治療など、予防的な血管治療も盛んに行われるようになりました。不安を抱えて来院した方が予防的治療を受けて何事もなく安心して帰っていく姿を見るのは、私たちにとっても喜ばしいことです。

 幅広く新たな技術を修得するため、医局員が全国各地の病院に勉強に行けるよう積極的に支援しています。

 徳島大学ではこれまで研究と臨床の双方で力を発揮する医師を数多く輩出してきました。このすばらしい伝統を継承し、論理的思考と研究マインドを兼ね備えた医師を育成していきたい思います。

徳島大学大学院医歯薬学研究部 脳神経外科学分野
徳島市蔵本町2-50-1
TEL:088-631-3111(代表)
http://www.tokushima-nougeka.com/


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