明けましておめでとうございます。皆さまには良き新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年3月3日付けで、学校法人福岡学園の理事長に就任いたしました水田祥代と申します。
本学園は、西日本唯一の私立歯科大学である福岡歯科大学をはじめ、医科歯科総合病院、歯科衛生士と介護福祉士のリーダーを養成する福岡医療短期大学、介護老人保健施設などを有する医療、保健、福祉の総合学園として、高度専門職業人の育成とともに、国民の健康の保持、増進、回復および福祉の向上に取り組んでおります。特に「歯学から口腔医学へ」をモットーとして、口腔の健康を通した全身の健康支援への更なる貢献に努めているところです。
新年のご挨拶に併せ、このような理念・目標を持つ本学園における今年の重要課題のひとつであり、皆さまのご参加、ご支援を賜りたいイベントをご紹介させて頂きます。
本年10月21日(金)から23日(日)の3日間にわたり歯科医学の科学および技術の研究成果を総合的に普及開発する目的をもって4年に一度開催される歯科界最大の学術集会である第23回日本歯科医学会総会が、「歯科医療 未来と夢」をメインテーマとして、九州初となる福岡市で開催されることになりました。
本学を主幹校として、九州内4大学(九州歯科大学、九州大学大学院歯学研究院、長崎大学歯学部、鹿児島大学歯学部)とともに企画、準備を鋭意進めております。
開会講演では京都大学IPS細胞研究所 所長・教授の山中伸弥先生、日本人女性初の宇宙飛行士である東京理科大学 副学長の向井千秋先生を講師としてお迎えし、豊富なご経験を通した様々な知見をご紹介頂く予定です。
また、再生医療を始めとする先端的医療の実践、歯科口腔医療の展開、健康寿命をキーワードにした医療間連携、介護・医療連携など、著名な研究者・実践者による講演やシンポジウム、また近隣のアジア諸国を視野にいれた国際シンポジウム、現場に役立つテーブルクリニック、一般の方を対象にした市民講座など、学術的・専門的な内容のものから一般的なものまで、様々なプログラムを企画し、参加されたお一人お一人にとって意義深い大会になりますよう精一杯努力して参る所存ですので、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
本年も"口腔を起点として"、私の信条である3つのC(全教職員の意識改革:チェンジ、チャンスを生かし、何事にもチャレンジする)で、健康長寿社会の実現に向け尽力したいと存じますので、変わらぬご厚誼ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆さまのご多幸とご健勝を心から祈念し、新年のご挨拶といたします。