全国学生「献血クリスマスキャンペーン」

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福岡市役所前で110 人の学生が献血呼びかけ

献血クリスマスキャンペーン

(左から)福岡県赤十字血液センター献血推進課の上野勝弘主事、同課の古賀宗幸1係長、釋澄江主事

 福岡天神の福岡市役所西側広場で12月11日、「全国学生献血クリスマスキャンペーン」があった。12月に全国各地で行なわれている催しで、福岡では福岡学生献血推進協議会のボランティア学生110人が参加、献血を呼びかけたほか、エイサー演舞や合唱などでキャンペーンを盛り上げた。日本赤十字社も職員20人が豚汁を作って献血者に振る舞った。

 福岡学生献血推進協議会に参加しているのは九州産業大学、九州工業大学、西南学院大学、福岡女学院大学、久留米大学、近畿大学、中村学園大学、日本赤十字九州国際看護大学の8大学。会長の米澤正剛さん(九工大3年)は「活動しているうち、誰にも身近な問題だと思うようになった」と話していた。

献血者に豚汁でおもてなし

献血クリスマスキャンペーン

福岡県赤十字血液センター献血推進課の米澤正剛会長(21)、九州産業大学の重永恵理子さん(18)と近畿大学の厚地亮佑さん(19)。

この日は朝から福岡ソフトバンクホークスの優勝パレードがあり、市の中心部は33万人の人出。かえって献血者は集まらないのではと関係者は気を揉んだが、パレード終了のころから続々と増え、献血車の横にずらりと並ぶ光景も見られた。豚汁を振る舞われた献血者はアンケートを記入し、お菓子やブランケットなど一足早いクリスマスプレゼントを受け取った。「市役所前での献血は昨年より多かった」と県赤十字血液センター企画課の鹿毛哲也係長。同センターによれば福岡県内で必要とされる血液は年間22万人分(1日600人分)。冬場は献血者の数が少なく、「県民の理解をいっそう得られるように努めたい」とセンターでは話している。


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