第45回糖尿病学の進歩が2月18日・19日の2日間、福岡市の福岡国際会議場・福岡サンパレスにて開催された。
学会には全国から医療関係者が多数参加し、診断・臨床・療養など様々な視点から専門家によるレクチャー・シンポジウム・ワークショップが行われた。講演の中から昨年7月に制定された新しい診断基準についてと糖尿病療養指導士の役割について紹介する。
第45回 糖尿病学の進歩 記事一覧
- 【会長挨拶】久留米大学医学部内科学講座 内分泌代謝内科部門 山田 研太郎 教授
- 近年、糖尿病学は目覚ましい発展を見せています。糖尿病治療薬の開発が急速に進展し、なかでもインクレチン関連薬の導入は薬物治療の選択肢を大きく広げました。食事療法や運動療法など生活習慣指導の面でも様々な新しい試みがなされています。多...
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- 【シンポジウム】糖尿病の診断基準とHbA1cの標準化
- 糖尿病の新しい診断基準 滋賀医科大学医学部付属病院 柏木 厚典 病院長 糖尿病の診断基準設定に至る経緯についてなぜHbA1c値が取り入れられたかというと、07年に日本糖尿病学会「糖尿病関連検査の標準化に関する委員会」で、HbA1c測定の国際...
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- 【レクチャー】糖尿病療養指導に必要な知識
- 日本糖尿病療養指導士の役割と展望 順天堂大学医学部付属順天堂東京江東高齢者医療センター糖尿病・内分泌内科 小沼 富男 教授 はじめにわが国の糖尿病患者の実態は、患者数約890万人、その予備軍は約1320万人で、特に近年は糖尿病合併...
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