京都大学大学院 医学研究科 脳病態生理学講座(精神医学) 村井 俊哉 教授
日本を代表する哲学者・西田幾多郎の思想体系をくむ「京都学派」の伝統を受け継ぐ精神科。理系の基礎を前提に、人文社会学的手法を組み合わせ研究できる強みを持つ。年目を迎えた村井俊哉教授は、脳の神経画像学のトップランナーでもある。
佐賀大学医学部 精神医学講座 門司 晃 教授
世界保健機関は世界に3億人超のうつ病患者がいると推計。早急な対策が必要だと警鐘を鳴らす。国もうつ病を含む精神疾患を、がんや脳卒中などと並ぶ重点対策が必要な疾病の一つとして位置づける。rTMS(反復性経頭蓋磁気刺激)療法の研究に挑む門司晃教授に話を聞いた。
滋賀医科大学精神医学講座 山田 尚登 教授
睡眠障害と精神疾患との関わりについて第一線で研究を続ける山田尚登教授。「精神疾患は治らないのではない、治せばいい」との決意のもと患者の早期退院を実現している。診断基準が確立されていないうつ病を客観的に評価診断するバイオマーカーの開発にも挑む。