医療と法律問題61 〜副神経損傷〜

Aさんは30代後半の男性です。高校で、国語、書道、体育の教科を担当し、吹奏楽部の部長も務めていました。首の右側にできた瘤が気になったAさんは、B病院皮膚科を受診し、良性腫瘍だと思われるが、首にはいろいろな神経が通っているので大きくなる前に切除した方がいいだろうといわれ、これについて切除術を受けることになりました。

宮崎県立宮崎病院 リハビリテーション科部長 整形外科医長 菊池 直士

22の診療科を有し、専門性の高い医療を総合的に提供している県立宮崎病院。そのリハビリテーション科として、さまざまな症状の患者に対応しながら、スタッフ一丸となってプログラムを提供する。リハビリテーション科部長で、整形外科医長でもある菊池直士氏に、現場運営について聞いた。

広島大学大学院医歯薬保健学研究科 整形外科学 安達 伸生 教授

広島大学大学院が三洋化成工業と共同で進める「革新的半月板損傷治療技術の創生研究」が、日本医療研究開発機構(AMED)による医療分野研究成果展開事業「産学連携医療イノベーション創出プログラムセットアップスキーム(ACT-MS)」に採択された。主導するのは、整形外科学の安達伸生教授。再生医療にかける思いを聞いた。