浜松医科大学整形外科学講座 教授 浜松医科大学医学部附属病院 松山 幸弘 病院長
「皮膚を小さく切開することだけが最小侵襲手術ではない」と語る松山幸弘病院長。整形外科学講座の教授と病院長職と二足のわらじで多忙な日々を送る中でも、常に「何が患者のためになるのか」を第一に考えている。
「皮膚を小さく切開することだけが最小侵襲手術ではない」と語る松山幸弘病院長。整形外科学講座の教授と病院長職と二足のわらじで多忙な日々を送る中でも、常に「何が患者のためになるのか」を第一に考えている。
愛知医科大学医学部整形外科講座の出家正隆教授は、スポーツ選手や中高年層の膝関節の悩みと長年向き合ってきた。痛みを取り、機能を蘇らせることで「楽しみを取り戻してもらいたい」と語る。
手術の症例数は、患者の信頼度を示す「ものさし」の一つでもある。佐田病院の整形外科が福岡で上位の成績を維持している背景には、どんな理由があるのか。
日本初の内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術を行った角谷整形外科病院。先進的な技術を積極的に導入する風土は開院当初から根付いていた。「患者さん一人ひとりの心に届く医療とケア」を追求し、和歌山県の整形外科診療をけん引し続ける。
設立は1872(明治5)年、日本で最も古い医科大学の一つである京都府立医科大学。京都初の本格的近代病院・医学校として発展する過程で、整形外科学教室は約70年前に開設された。久保俊一教授は第5代教授として17年目を迎えた。
1957年に開設し、働く人々の健康を支えることを目的に運営を進めてきた長崎労災病院。近年は県北医療圏の急性期を担う中核病院として地域医療にも注力する。小西宏昭副院長は整形外科医として地域と向き合い続ける。
高齢になるほど神経が通る脊柱管の変形によって圧迫を起こす「脊柱管狭窄症」や、腰が前かがみに曲がってしまう「腰椎後弯症」などを発症しやすくなります。団塊の世代がまさに「かかりやすい年齢」に入っていますから、少なくともこれから先の十数年、手術を希望される方が増えていくでしょう。
臨床と研究を両輪として「最高の医療を目指したい」と岡田裕之教授は語る。積極的にさまざまな医療を取り込み、希少疾患からがんまで治療。他科や各地の医療機関との連携、再生医療の活用なども進めている。教室の「今」に迫った。