九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

日本脳神経外科学会 理事 九州大学大学院医学研究院 脳神経外科 飯原弘二教授

新専門医制度は脳神経外科の研修プログラム制度がモデルになったと言われています。脳神経外科学会の認定制度は、1966年に麻酔科に続き2番目の専門医制度として制定されました。厳格で長い歴史のある制度です。さらに、脳神経外科学会では6年前から新専門医制度で採用となった「プログラム制」による教育を始めていました。新制度に合致した制度を早くから取り入れていたこともあり、開始にあたって特に大きな混乱はなかったと思います。

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新専門医制度スタート|「あるべき姿」へ一歩

1年間の施行延期を経てこの4月、新専門医制度の運用がスタートした。専攻医採用・登録の結果などをふまえ、すでに次を見すえたさまざまな議論が交わされている。日本専門医機構が目指すのは「プロフェッショナル・オートノミー」を基盤とする「国民に分かりやすい専門医制度」の確立。今後の医療への影響が注目される。

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中内眼科クリニック 中内 一揚 院長

開業するにあたり、既存の医院を「継承」する道を選んだ。2016年、開業。2017年12月にはそのノウハウが詰まった書籍「これから開業する君へ すべての勤務医にささぐ」を出版した。独自の取り組み「目の健康診断」などにも注目が集まり、各地から患者が訪れている。

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奈良県立医科大学 麻酔科学教室 川口 昌彦 教授

「チームで楽しく、新しいことにチャレンジしよう」―。これが当教室のモットーです。手術麻酔、集中治療(ICU)、ペインクリニック、緩和医療、医療安全などをバランスよく、いずれも高いレベルで実践できる体制を整えています。これら麻酔科領域の医療は超高齢社会においてますます必要とされ、より統合されていくと思います。

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浜松医科大学 学長 今野 弘之

謹賀新年。新年にあたり、ご挨拶を申し上げます。昨年は、教育、研究、診療におけるいろいろな改善や改革を行うと共に新たな取り組みも開始することができました。今年もこの流れを大切にし、透明性と公正性のある運営を心掛けたいと思っています。

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高知県医師会 会長 岡林 弘毅

先だって、ある市議会の定例会で、女性市議が生後7カ月の長男を抱いて出席し、問題となったのをご記憶のことと思います。議会規則で議員以外は傍聴人とみなすとし、傍聴人は議場に入ることができないとしていることから、まかりならぬとなったようですが、果たして、乳児が傍聴人の範疇に入るかとなると疑問の余地は残るでしょう。

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