静岡赤十字病院 磯部 潔 院長
31年間臨床一筋。仕事で断ったことは一度もない。そんな磯部潔院長はある時、病院経営を一任された。読破した1500冊の書籍から学び、実行していることとは。
愛媛十全医療学院の附属病院として開院。整形外科領域を軸に脊椎、関節疾患の手術症例は年々伸びている。実績を支える根本にあるのは、「患者の声を聞く」ことの徹底だ。
2015年に独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)滋賀病院に着任後、心臓リハビリテーション、もの忘れ外来の開設など、医療ニーズに応じた変革に積極的に取り組んできた。来見良誠院長は「すべての職種に総合力が求められる」と語る。
2012年、桑名市の3病院が統合してできた桑名市総合医療センター。これまでは旧3病院を東・西・南医療センターとして3カ所で診療を続けてきた。2018年4月、ついに三つを統合する新病院が開設。竹田寬理事長・統括病院長に、新病院建設までの経緯、今後の抱負について聞いた。
超音波を使って神経を映し出しながら局所麻酔薬を注射する「超音波ガイド下神経ブロック」が日本で使われるようになって約10年。最初に導入した施設の一つが愛知 医科大学病院だ。
副院長も務める同大学医学部麻酔科学講座の藤原祥裕教授は「旧来の方法に比べて確実性と安全性が大きく向上した」と話す。
医師不足で赤字続き。公立病院でありながら一度は救急病院の指定返上まで考えた。その状況が一転、6年連続の黒字経営を達成、優良病院表彰受賞に至るまでの歩みと病院の取り組みとは。