日本医科大学大学院 泌尿器科学教室 近藤 幸尋 教授
内視鏡手術を強みに歴史を重ねてきた日本医科大学泌尿器科。積極的なロボット支援下手術の推進など先端的な医療を提供するとともに、「患者と一緒に考える過程が大事」と近藤幸尋教授は強調する。
内視鏡手術を強みに歴史を重ねてきた日本医科大学泌尿器科。積極的なロボット支援下手術の推進など先端的な医療を提供するとともに、「患者と一緒に考える過程が大事」と近藤幸尋教授は強調する。
ロボット支援下手術が日本で保険適用となったのは2012年。前立腺がんに認められた。昨年、手術支援ロボット「ダビンチ」が2台体制となるなど、診療体制の強化を進める和歌山県立医科大学泌尿器科学講座。よりスピード感のある進化を目指している。
「患者さんの希望と状態をよく把握して治療法を選択していきます」と九州大学泌尿器科の江藤正俊教授は、何度も繰り返す。手術、化学療法、放射線治療、さらには免疫療法。さまざまな選択肢を提示し、患者にとって、より良い治療法を模索し続ける。
2年後の2020年春、新病院が竣工予定の豊見城中央病院。沖縄県南部地域の中核医療施設として、期待されていることとは何か。地域医療への思い、新病院の狙いを新崎修院長に聞いてみた。
静岡県西部に位置する人口80万強の政令指定都市、浜松市。12市町村が合併し、全国で2番目に広い面積を持つ。その北西部の中核病院である聖隷三方原病院は、県内最多934床のベッド数を誇る。
日本人として初めて米国外科学会の招待研究者に選出されるなど、まさに「切り拓(ひら)いてきた人」という表現がふさわしい。加納宣康 院長が千葉徳洲会病院のトップに就いたのは2016年。「患者だった自分」の体験を原点に病院づくり、人づくりに取り組む。
開院は1898(明治31)年7月。創立120周年を迎えた。「地域との関わり合いを大事にしていきたい」と語る黒井克昌院長に今後の展望を聞いた。
「くまそう」として地域に親しまれてきた熊谷総合病院の運営を2016年に引き継いだのは、北海道帯広市を拠点に病院や介護施設などを運営する社会医療法人北斗。今年7月の「PET総合検診棟」オープンなど、思い描く病院の姿に着々と近づいている。