国立がん研究センター東病院 大津 敦 病院長
日本のがん治療の拠点病院として、新薬や医療機器の開発に尽力する国立がん研究センター東病院。製薬・医療機器メーカーとの連携を図りつつ、世界レベルの先端医療を開発することを目指している。
日本のがん治療の拠点病院として、新薬や医療機器の開発に尽力する国立がん研究センター東病院。製薬・医療機器メーカーとの連携を図りつつ、世界レベルの先端医療を開発することを目指している。
1917年に国内初の公立結核療養所として開設。今年4月、前月まで大阪大学大学院医学研究科呼吸器外科学教室の教授を務めていた奥村明之進氏を院長に迎えた。
自閉スペクトラム症(ASD)の中核症状は社会性やコミュニケーションの障害。治療法は確立されていない。症状を改善する初の治療薬として期待される「オキシトシン経鼻製剤」の治験に奔走する浜松医科大学の山末英典教授は「世界中の困っている人の助けになれば」と話す。
「軸索型ニューロパチーを伴う脊髄小脳変性症(SCAN3)」。鹿児島大学大学院医歯学総合研究科神経病学講座脳神経内科・老年病学の髙嶋博教授らのグループが今年4月に発表した新たな疾患概念だ。「医学は、まだまだ進歩の途中」。髙嶋教授はそう語る。
浜松医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座の峯田周幸教授は、喉頭がんや舌がんなど頭頸部腫瘍が専門。食べる、話すといった機能を極力残し、社会復帰を後押しする。患者と耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の10年後を見てひた走る、峯田教授の思いとは。
神戸市北部・須磨区。北須磨病院は、約9万人の人口を有する須磨ニュータウン近くにある、整形外科を主軸とする病院だ。腰部脊柱管狭窄症などの手術に定評があり、患者数が増加。2019年の完成を目指し、増築工事を開始した。