秦野赤十字病院 田中 克明 病院長
「経営改善は、意識改革から」と秦野赤十字病院の田中克明病院長は語る。就任2年目。横浜市立大学附属市民総合医療センター病院長として収支改善を果たした経験を生かし、経営的に厳しい状況が続く病院の黒字化に挑んでいる。
「経営改善は、意識改革から」と秦野赤十字病院の田中克明病院長は語る。就任2年目。横浜市立大学附属市民総合医療センター病院長として収支改善を果たした経験を生かし、経営的に厳しい状況が続く病院の黒字化に挑んでいる。
福岡市医師会から事業譲受し、今年4月に開院した福岡大学西新病院。同大救命救急医学講座の石倉宏恭教授が病院長に就任し、「地域医療への貢献」「断らない医療」を明確に打ち出した。地域中核病院と大学病院の特性を合わせ持つ同院だからこそ、果たすべき役割があると石倉病院長は語る。
2014年に運営母体が独立行政法人地域医療機能推進機構に移行し、病院名を京都鞍馬口医療センターに改称。昨年就任した島崎千尋院長は、地域医療を支える病院であると同時に、専門性の高い医療を提供することで病院運営の柱にしたいと考えている。
2005年、徳洲会グループにおける「東京都初」の病院として東京西徳洲会病院は開院した。「人間に例えればまだまだ若い。職員のやる気を伸ばせる病院でありたい」―。渡部和巨院長は、高いポテンシャルに期待を寄せる。
24時間365日、「断らない医療」を実践し、難度の高い症例と年間1万台を超える救急車を受け入れる川崎幸病院。国内1位の大動脈疾患手術件数を持つ「川崎大動脈センター」をつくり上げた山本晋センター長が今年、院長に就任した。
熊本医療センターの泌尿器科は、あらゆる患者を受け入れ、珍しい症例を含む数多くの疾患を治療してきた。県内の開業医や研修医から注目されている。
「生命だけは平等だ」を理念に掲げる徳洲会グループ。1988年、グループ25番目の病院として設置された「湘南鎌倉病院」は湘南鎌倉総合病院への名称変更、移転を経て現在の形になった。今、救命救急・外傷センターなどの新築プロジェクトを進めている。
「すべての人にとってなくてはならない病院」を掲げる京都民医連中央病院。2019年秋にはリニューアルを予定している。昨年7月に就任した松原為人院長は、「地域の方から一層頼られる病院を目指す」と力強く語る。