独立行政法人国立病院機構福岡病院 小児科 本村 知華子 医長
全国でもまれな小児呼吸器疾患専門科として、独立した治療研究を行う福岡病院小児科。その先頭に立ち、アレルギー・喘息(ぜんそく)の治療に当たる本村知華子医長に、小児喘息の現状と展望を聞いた。
全国でもまれな小児呼吸器疾患専門科として、独立した治療研究を行う福岡病院小児科。その先頭に立ち、アレルギー・喘息(ぜんそく)の治療に当たる本村知華子医長に、小児喘息の現状と展望を聞いた。
「講演会でサインを求められたのは初めてですよ」と語るのは、ゲームマスターの「D・平田」こと平田幸一病院長。ゴシックな世界観の初期研修医向け採用サイト「Dの血族」公開による反響は予想を大きく上回るものだった。思い切った戦略も印象的な獨協医科大学病院の現在、そして今後を聞いた。
慢性の皮膚炎がさまざまな内臓疾患に関係している可能性がある―。2014年、山中恵一教授(当時は准教授)らのグループが発表した研究成果だ。従来の認識は「皮膚疾患の影響は皮膚のみ」。それを見直すきっかけを提供し、臓器不全などの合併予防に新たな視点を示した。
難治性・遺伝性の皮膚疾患「表皮水疱症」をはじめ、長きにわたり水疱症の検査・治療・研究を続けている久留米大学。根本的な治療法がない表皮水疱症における診断の大切さ、また、長年の取り組みについて話を聞いた。
今年7月、今まで有効な治療法がなかった、感覚神経の病気やケガによって強烈な痛みやしびれが生じる「神経障害性疼痛」の一因が「自己抗体」であることを解明。吉良潤一教授に発見の経緯や今後の治療法について聞いた。
愛知県随一の「子どものための医療施設」。小児救命救急センターとして県内はもとより、東海地方の小児救急患者を広く受け入れる。急性疾患に対する高度医療を提供するとともに、慢性期医療、在宅医療への対応、児童虐待防止ネットワークの拠点など、担う役割は多様。小児医療を取り巻く環境の変化に、センターはどのようにして寄り添ってきたのか。
限られた医療資源で、ニーズにどう応えるのか―。埼玉県は、2017年の厚生労働省発表で、国民1人当たりに対する医師、病床数がともにワーストだった。織田弘美病院長は、関連法人や地域の医療機関との連携を強めながら、この課題に立ち向かう。
1993年の国立療養所東栃木病院との統合、2004年の国立病院機構への移行による独法化。こうした流れの中で宇都宮病院は低空飛行を続けていた。存続の危機がささやかれるほどの状況から一転、10年連続の黒字。「未来を見つめる組織」へと変わった。