久留米大学医療センター 病院長 廣松 雄治

新年明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかな新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。さて、今年は久留米大学医療センター開設25周年を迎えます。1994年の開設以来、「心が通い、信頼される医療」を理念に、患者さん中心の医療の実践、病診連携を推進し、地域の中核病院として発展してまいりました。

佐賀大学 学長 宮﨑 耕治

九州の医療界でご活躍の皆さまとともに、平成最後の年であり新たな御代の始まりとなる本年を晴れやかに迎えることができました。日ごろからの本学へのご厚情に心より感謝申し上げるとともに、謹んで初春のお慶びを申し上げます。新時代の潮流に乗り遅れることなく、皆さまとともに本学も歩みを進めてまいりたいと思います。

いのちを考える・いのちから考えるセミナー

長寿社会の今、社会は制度化、病院化し、介護化してきたと評論家・米沢慧氏はセミナーをはじめた。2018年は明治維新150年。この間、予後余命は50年から人生80年に飛躍。ケアに相当することばは介抱・看病を経て、看護、介護とひろがり、医療や介護に関する職種は専門分化している。セミナーでは米沢氏の新著「看護師のための明治文学 漱石の時代の介抱・看病・看護」(日本医療企画 2018)より、明治の文豪が自らの闘病生活より視(み)た、介抱や看護について紹介された。

さいたま市立病院 窪地 淳 院長

埼玉県の浦和、大宮、与野、岩槻の4市が合併した「さいたま市」の人口は約130万人。年々増加傾向にある。その市民の健康と安全を担うさいたま市立病院が、2020年1月に新病院を開院する予定だ。現代の医療に求められている地域完結型の総合病院として生まれ変わる。

四谷ゆいクリニック 阿部 裕 院長

外国人労働者に対する議論の活発化をはじめ、在留外国人への関心が高まっている。十分な医療サービスを提供する環境づくりは進んでいるのか。「四谷ゆいクリニック」は外国人の心の問題に注目し「多文化外来」を開設している。阿部裕院長の取り組みに学ぶものは大きい。