公立西知多総合病院 浅野 昌彦 院長

2015年、二つの市民病院(知多市民病院、東海市民病院)が統合。「公立西知多総合病院」として地域の急性期医療を担う基盤が整った。2019年、放射線治療施設の完成をもって、トータルながん医療の提供も可能となる。浅野昌彦院長に現状を聞いた。

医療法人清光会 岐阜清流病院 名和 隆英 理事長

県が「清流の国ぎふ」としてブランド化を進めているように、岐阜県は山紫水明の地。「地域に親しまれる存在に」との願いを込めて、病院名に「清流」の2文字を入れた。2018年4月開院。名和隆英理事長を突き動かしたのは「生まれ育った土地の医療崩壊を防ぎたい」という強い思いだったという。

岐阜赤十字病院 泌尿器科・ウロギネセンター 三輪 好生 部長・センター長

女性に特有の骨盤臓器脱や尿もれ。「家族にも相談できない」「どこで診てもらえばいいのか分からない」など、悩み続けている患者は少なくない。岐阜赤十字病院ウロギネセンターの三輪好生医師は「生活指導なども含めて包括的にサポートしていくことが必要」と提言する。

浜松医科大学医学部 泌尿器科学講座 三宅 秀明 教授

ロボット支援下手術の普及に大きく貢献してきた泌尿器科領域。国立大学として初めて最新機種「ダビンチXi」を導入するなど、浜松医科大学泌尿器科でも積極的な取り組みが進んでいる。2015年に1例目を実施した同科のロボット支援下手術は、今年度300例を超える見込み。術者の育成、技術や安全性の確保において大切なことは。

名古屋第二赤十字病院 佐藤 公治 院長

医療の国際化に向けた動きは愛知県でも活発化。名古屋第二赤十字病院は今年3月、東海三県(愛知、岐阜、三重)で初めて、国内では25番目となる国際的医療機能評価機関JCI(Joint Commission International)の認証を取得した。同院が目指す「世界基準」の質と安全のためには、患者も含めたチーム医療が欠かせないと佐藤公治院長は言う。

千葉徳洲会病院 加納 宣康 院長

日本人として初めて米国外科学会の招待研究者に選出されるなど、まさに「切り拓(ひら)いてきた人」という表現がふさわしい。加納宣康 院長が千葉徳洲会病院のトップに就いたのは2016年。「患者だった自分」の体験を原点に病院づくり、人づくりに取り組む。