CROSS TALK Vol.07 – どう守る?妊産婦 – 現状は「待ったなし」妊産婦のメンタルヘルスケア

2015年~2016年の人口動態統計を用いて妊娠中、産後1年未満の女性の死因を調査。357例中、102例が自殺でトップだった。出産から自殺までの1年間を通して発生しており、35歳以上が最多。初産、無職などの傾向も見られた。

産業医科大学 医学部第3内科学 原田 大 教授

2015年に難病に指定された「ウィルソン病」。薬物で治療できる、まれな遺伝性疾患であり、早期に的確な診断と治療を行うことが重要である。ウィルソン病の治療に取り組む産業医科大学の原田大教授に、疾患の概要と治療について話を聞いた。

豊橋市民病院 加藤 岳人 院長

静岡と愛知の県境にある豊橋市民病院は「まだまだ進化していく」。そう力強く語る加藤岳人院長。今年4月の「手術センター棟」の開設や研修医に対するサポート体制の充実など、着実な発展を遂げている事実がその言葉を裏付ける。

沖縄県立中部病院 本竹 秀光 院長

新専門医制度、働き方改革、医師の偏在ー。複数の論点が交錯しながら「これからの医師像」の模索が続いている。ハワイ大学のバックアップで始まった沖縄県立中部病院の卒後臨床研修は多くのジェネラリストを輩出し、戦後以降の県の医療を支えてきた。その歴史をひもとくことで「教育のヒント」が見えてくる。

自衛隊福岡病院 松木 泰憲 病院長

1955年に春日市に開院した自衛隊福岡病院。自衛隊の職域病院として自衛隊員とその家族を対象としてきたが、年余り前から民間の患者も利用可能となった。10の診療科、200の病床を持つ総合病院のトップとして組織を率いる松木泰憲病院長に、病院の強みと展望を聞いた。