医療法人陽善会 小城 卓郎 理事長
坂之上病院の精神科医療を軸に、病気や障がいを持つ人が「地域で自分らしく暮らす」ための支援に注力する医療法人陽善会。就労機会を提供する「いっぽいっぽ」、そこで作られたとうふやスイーツの直売所「豆富家ようぜん」ー。小城卓郎理事長に「患者と社会の接点」というテーマで話を聞いた。
坂之上病院の精神科医療を軸に、病気や障がいを持つ人が「地域で自分らしく暮らす」ための支援に注力する医療法人陽善会。就労機会を提供する「いっぽいっぽ」、そこで作られたとうふやスイーツの直売所「豆富家ようぜん」ー。小城卓郎理事長に「患者と社会の接点」というテーマで話を聞いた。
日本では免疫への関心は、これまであまり高まることはありませんでした。「サルノコシカケ」の成分などを用いた免疫賦活剤や「養子免疫療法」などの非特異的免疫治療が試みられてきましたが、安定的な成績を残すには至っていません。
認知症高齢者は年々増加しており、2025年には全国で推定700万人に達すると言われています。65歳の5人に1人が発症する計算で、熊本県では、約11万人の方が認知症になると予測されています。誰もが当事者として、もしくは家族として関わる可能性が高い病気です。
災害発生時、携帯端末を通じて本人の避難を誘導すると同時に、自らが避難したことを家族などに知らせ、避難を促す―。そんな新たな技術を熊本赤十字病院が考案し、特許を取得した。同院は企業と共同で災害時にライフラインが止まっても機能が維持できる水洗トイレの開発にも成功。災害に強い社会づくりに積極的に取り組んでいる。
45年前、当時としては異例だった夜間透析が可能な施設として開院した小倉第一病院。そのチャレンジ精神は2代目にも受け継がれた。働き方改革、ワーク・ライフ・バランスにも早くから着手。構想中の新病院にも、画期的なアイデアが注ぎ込まれる。
手術の侵襲が大きく、難度も高い食道がんを専門とする森田勝・九州がんセンター統括診療部長。実臨床の場で必要に迫られ「チーム医療」を推し進めてきたという。森田部長が掲げる「四つのチーム」を聞く。
父親が理事長を務めている天陽会中央病院に戻ったのが10年前。厚地伸彦院長は、たびたび起こる救急患者の県外搬送に危機感を抱き、専門である循環器領域を中心に、救急対応を強化してきた。その思いは災害対策にも通じている。