岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 心臓血管外科 笠原 真悟 教授
小児先天性心疾患の治療を受けた患者が成人し「成人先天性心疾患」となるケースが増えている。岡山大学心臓血管外科は、国立大学として全国初となる専門センターを2014年に開設。同講座の3代目教授に就任した笠原真悟教授に課題などを聞いた。
小児先天性心疾患の治療を受けた患者が成人し「成人先天性心疾患」となるケースが増えている。岡山大学心臓血管外科は、国立大学として全国初となる専門センターを2014年に開設。同講座の3代目教授に就任した笠原真悟教授に課題などを聞いた。
4月、岡山市に新たな健診センター「岡山済生会 予防医学健診センター」がオープンした。「健診を通して地域住民の生活の質向上に貢献したい」と池田修二センター長は意気込む。
「消化器内科のゼネラリスト育成を目指す」という大分大学医学部消化器内科学講座の村上和成教授。ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)研究の第一人者として夏には学術集会の会長も務める。アジアを中心に内視鏡治療の技術指導に当たるなど国際貢献にも力を注ぐ。
大阪府内唯一のがん陽子線治療施設「大阪陽子線クリニック」が2017年9月、大阪市内に誕生した。これまで陽子線治療が保険適用されていたのは小児がんだけだったが、4月からは前立腺がんや頭頸部がんの一部で陽子線を含む粒子線治療が保険適用となった。専門クリニックならではの治療をどう打ち出すのだろうか。
専門医制度による研修が始まった。日本整形外科学会理事の一人、内尾祐司・島根大学医学部教授は、「問題点を出し合い、解決することでより良い制度にしていきたい」と語る。
外科分野にとって、手技のレベル向上、維持は重要なテーマです。日本外科学会では、かねてから公的な認定制度の必要性を訴えてきました。従来は各学会が独自の基準で専門医を認定してきましたが、今回、共通の制度となりました。患者さんに分かりやすく信頼度の高い医療を提供するという意味で、非常に良いステップではないかと思います。
QOL、アンチエイジングへの関心の高まりとリンクして、「傷の専門家」である形成外科医の活躍の場が広がっている。日本形成外科学会理事も務める福岡大学・大慈弥裕之主任教授が考える「専門医像」を伝える。
北は北海道、南は沖縄県と、救急医を志す医師が全国から集まる岐阜大学の高次救命治療センター。「救急医療は初期診療開始までの時間が患者のその後を分けるので、時間の感覚が重要になるのです」と小倉真治センター長は語る。