東京女子医科大学病院 田邉 一成 病院長
病院長に就任したのは2015年4月。前年の医療事故の影響、大がかりな耐震工事といった逆風の中、田邉一成病院長は病院の再生に取り組んできた。改革の成果を示すための新病院の計画も、年内に発表される。女性医師の働き方にも注目が集まる今、「国内で唯一の女子医科大学」は何を見据えているのか。
病院長に就任したのは2015年4月。前年の医療事故の影響、大がかりな耐震工事といった逆風の中、田邉一成病院長は病院の再生に取り組んできた。改革の成果を示すための新病院の計画も、年内に発表される。女性医師の働き方にも注目が集まる今、「国内で唯一の女子医科大学」は何を見据えているのか。
心臓移植の待機患者が年々増えているという。ドナーを含め、現状の医療はそれに追いついているのだろうか。アメリカでの臨床経験が豊富な九州大学の塩瀬明教授に、日本における心臓移植の課題や今後の可能性について聞いてみた。
2013年に設立された鹿児島大学病院てんかんセンター。精神科や内科、脳神経内科などさまざまな診療科で診ていたてんかん患者を一本化して、高度な医療を提供している。設立から5年経ち、鹿児島県民の病気への意識や知識はどう変わっていったのか。小児科助教でもある丸山慎介副センター長に聞いた。
福岡大学病院血液浄化療法センターは、同院における各種の血液浄化療法を一手に引き受け、大学病院としては珍しい外来維持血液透析も行っている。腎臓・膠原病内科准教授でもある升谷耕介センター長が特徴と展望を語る。
4月、性同一性障害(GID)に対する性別適合手術が保険適用となった。適用されるのはGID学会が定める基準をクリアした施設に限定。岡山大学病院など6病院が認定されている。「混乱はあったが大きな前進」ー。岡山大学病院ジェンダーセンターの難波祐三郎教授を訪ねた。
「心と脳」という幅広い領域を扱う精神・神経科。疫学的、社会科学的手法による研究で導き出そうとしているのは「豊かな高齢社会」の在り方だ。慶應義塾大学精神・神経科学教室の取り組みを聞いた。
長崎大学病院では医師の働き方が変わり始めている。診療と勉強会のスケジュールを見直し、女性医師の意見を生かして子育てしながら働き続けやすい制度を整えた。具体的にどのような取り組みをしているのか、最前線でプロジェクトに関わっている皮膚科・アレルギー科の富村沙織講師に話を聞いた。