新たな治療法に挑戦 耳鼻咽喉科の魅力を学生へ
新たな治療法に挑戦 耳鼻咽喉科の魅力を学生へ
ここ3年間の経営努力が実を結び、強固な財政基盤の構築が実現した筑波大学附属病院。4月に就任した原晃病院長のもと、いよいよ「攻め」に転じようとしている。目指すのは、グローバルな視野でローカルな課題を捉えることのできる医療人の輩出。新たな施策を次々と打ち出している。
心臓内科、心臓血管外科を合わせた症例数は国内トップクラス。各地から年間およそ4万人が受診に訪れる。日本の心臓疾患領域の第一線にいる多くの医師たちが、ここ新東京病院で活躍してきた。「梁山泊を目指す」という創設の理念は現実のものとなり、今もなお発展を続けている。
手術の侵襲が大きく、難度も高い食道がんを専門とする森田勝・九州がんセンター統括診療部長。実臨床の場で必要に迫られ「チーム医療」を推し進めてきたという。森田部長が掲げる「四つのチーム」を聞く。
がん死亡数の1位である「肺がん」の傾向に変化が現れている。がんの型を分類して治療に取り組んだ時代から、遺伝子診断にもとづいたアプローチへとシフト。戦略の細分化が進む。