横浜市立大学大学院医学研究科 泌尿器科学 矢尾 正祐 主任教授
初代・原田彰教授の時代から、積極的に県内各地の医療機関へ医局員を派遣。30近くの関連施設が一体となり、診療、教育、研究を推進している。6代目の矢尾正祐教授がライフワークとするのは「遺伝性の腎がん」。治療の最前線を聞く。
初代・原田彰教授の時代から、積極的に県内各地の医療機関へ医局員を派遣。30近くの関連施設が一体となり、診療、教育、研究を推進している。6代目の矢尾正祐教授がライフワークとするのは「遺伝性の腎がん」。治療の最前線を聞く。
1964年に設立し、長年にわたってがんの診断、治療、予防の質の向上に取り組んできた愛知県がんセンター。併設の研究所では新たに分子遺伝学やシステム解析学といった部門を設置。「ゲノム医療」に関連する領域の強化も進んでいる。木下平総長に今後の展望を聞いた。
特別企画では、食道、胃、大腸、肝臓、胆嚢・膵臓などの臓器別に、春夏秋冬それぞれの時代を代表する先生方に発表してもらいます。「春」だと、まだ入局して間もない先生にどんな外科医になりたいか、何を習得したいかを語ってもらう。「冬」だったら名誉教授や院長経験者など、その道で名を成してきた先生に、学んできた技術や、若い先生に伝えたいことなどをお話ししてもらいます。日本消化器外科学会の50周年を記念して、これまでの歩みを振り返りながら、さらに次の50年につなげるために、このようなプログラムを設定しました。
肝がん克服を目指して新規薬剤の開発や「次の標準治療」の確立に向けたプロジェクトを進める工藤正俊主任教授。今年1月にも、世界初となる臨床試験の成果を米国で報告してきたばかりだ。「もうすぐ肝がん治療が大きく変わる」ー。そう確信する理由を探った。
がん死亡数の1位である「肺がん」の傾向に変化が現れている。がんの型を分類して治療に取り組んだ時代から、遺伝子診断にもとづいたアプローチへとシフト。戦略の細分化が進む。