滋賀医科大学精神医学講座 山田 尚登 教授
睡眠障害と精神疾患との関わりについて第一線で研究を続ける山田尚登教授。「精神疾患は治らないのではない、治せばいい」との決意のもと患者の早期退院を実現している。診断基準が確立されていないうつ病を客観的に評価診断するバイオマーカーの開発にも挑む。
睡眠障害と精神疾患との関わりについて第一線で研究を続ける山田尚登教授。「精神疾患は治らないのではない、治せばいい」との決意のもと患者の早期退院を実現している。診断基準が確立されていないうつ病を客観的に評価診断するバイオマーカーの開発にも挑む。
医療法人「泯江堂」には、「和」「活力」「信念」の基本理念に加えて、利用者、地域、職員それぞれに対する”約束”がある。「地域社会との調和を重視し、『こころの健康』を支えます」。地域に対するこの宣言を実現するために始めた社会貢献活動は、さまざまな面で効果をもたらしている。
1956年に「県立精神病院養心荘」として開院し、今年で開設62年になります。開設当時は統合失調症など重度の精神疾患の患者は長期入院が当たり前で「治療して退院させる」という考えはほとんど根付いておらず、長期に入院することによって、患者に本来備わってい…