労働者健康安全機構長崎労災病院 小西 宏昭 副院長
1957年に開設し、働く人々の健康を支えることを目的に運営を進めてきた長崎労災病院。近年は県北医療圏の急性期を担う中核病院として地域医療にも注力する。小西宏昭副院長は整形外科医として地域と向き合い続ける。
1957年に開設し、働く人々の健康を支えることを目的に運営を進めてきた長崎労災病院。近年は県北医療圏の急性期を担う中核病院として地域医療にも注力する。小西宏昭副院長は整形外科医として地域と向き合い続ける。
元々は手術の麻酔を担うところからスタートした麻酔科という領域ですが、その前の診療段階で呼吸や循環、肝臓といった様々な部分とバランスを取りながら管理できないと麻酔に行きつかないことがわかってきました。
愛媛県の麻酔科医療を支える愛媛大学大学院医学系研究科 麻酔・周術期学講座。高機能な患者シミュレーターを用いた教育プログラムを積極的に取り入れるなど、より安全な麻酔科医療の提供に尽力する。
私たちが担当しているのは手術室における麻酔管理、ICUにおける重症患者の全身管理、ペインクリニック外来における疼痛(とうつう)緩和の三つの専門領域です。加えて、コンサルタントの形でがん性疼痛の緩和にも携わっています。
「チームで楽しく、新しいことにチャレンジしよう」―。これが当教室のモットーです。手術麻酔、集中治療(ICU)、ペインクリニック、緩和医療、医療安全などをバランスよく、いずれも高いレベルで実践できる体制を整えています。これら麻酔科領域の医療は超高齢社会においてますます必要とされ、より統合されていくと思います。
3月で開設10年を迎える藤田保健衛生大学の麻酔・侵襲制御医学講座。手術室にとどまらない守備範囲の広さを伝えることで、入局希望者が続々と集まっている。