奈良県立医科大学整形外科 田中 康仁 教授
足の外科ひとすじ30数年。田中康仁教授は、「足の外科」のエキスパートとして日本有数の診療実績を持つ。
1957年に開設し、働く人々の健康を支えることを目的に運営を進めてきた長崎労災病院。近年は県北医療圏の急性期を担う中核病院として地域医療にも注力する。小西宏昭副院長は整形外科医として地域と向き合い続ける。
胃や大腸の検査・治療に欠かせない内視鏡。大阪内視鏡クリニックの工藤進英特別顧問は痛みの少ない内視鏡挿入法や拡大内視鏡の開発に取り組み、早期大腸がんの発見に大きな功績を上げてきた。クリニックには現在、近畿圏はもとより、北陸や中国地方など広い地域から患者が訪れている。
奈良・三重両県で精神科の病院、診療所など20余りの施設を展開するハートランドホスピタルグループ。グループの先駆けとなった病院「ハートランドしぎさん」は奈良県内の精神科病院で最大の700床を有する。精神科医として臨床に携わりながら運営のかじを取る徳山明広院長に話を聞いた。
2018年6月に開院25周年を迎える大山病院。1病棟55床から始まった病院は、ニーズに応える形で増床を続け、現在は4病棟・199床にまでなった。法人設立後には、老人保健施設や訪問看護ステーション、デイサービスセンターなども相次ぎ開設。「地域の方に喜んでほしい」とさまざまな事業に取り組んでいる。
公益財団法人福岡県すこやか健康事業団(瓦林達比古理事長)は、2017年度の「がん研究助成金」事業の受賞者を発表した。優秀賞(3人)をはじめ、入賞、奨励賞など研究者計22人が受賞。1月24日にソラリア西鉄ホテル(福岡市中央区)で贈呈式が開かれ計540万円が贈られた。
熊本大学第一内科(現:呼吸器内科)時代は夏型過敏性肺炎の病態解明など研究に注力。退官後は研究活動とともにベッドサイドでの診療に軸足を置く。1936年生まれの82歳。毎年の学会発表も欠かさない。医療への熱意はなお盛んだ。
医療法人「泯江堂」には、「和」「活力」「信念」の基本理念に加えて、利用者、地域、職員それぞれに対する”約束”がある。「地域社会との調和を重視し、『こころの健康』を支えます」。地域に対するこの宣言を実現するために始めた社会貢献活動は、さまざまな面で効果をもたらしている。