名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部・感覚器外科学講座 耳鼻咽喉科学 曾根 三千彦 教授
1905年に設立され110余年という長い歴史を持つ名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部・感覚器外科学講座。8代目となる曾根三千彦教授に講座運営への思いを聞いた。
1905年に設立され110余年という長い歴史を持つ名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部・感覚器外科学講座。8代目となる曾根三千彦教授に講座運営への思いを聞いた。
「耳や鼻の疾患に対する日帰り手術を実施している医療機関は、全国でもそう多くないのが現状です」と語る河本光平・かわもと耳鼻咽喉科クリニック院長。大学病院勤務医から開業医となって2年。その「日帰り手術」が好評で、予約は半年先まで埋まっているという。
「今ある資源を有効に使い、築き上げたよりよい医療を次の世代に伝えていくことが私たちの使命である」と保富宗城教授は語る。
大阪医科大学に耳鼻咽喉科学教室が誕生して89年。昨年、「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」とその名を変えた教室は耳鼻咽喉科領域の疾患の治療、研究に幅広く取り組んでいる。「趣深い科」だと語る、河田了教授の真意は。
手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた早期咽頭がん手術において国内をけん引する施設の一つ、鳥取大学。医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野の藤原和典准教授は「全国、世界に目を向ける気風が教室内で育まれている」と語る。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座は、先天性難聴の分野で全国をけん引するリーダー的存在。新生児聴覚スクリーニングの取り組みに力を入れている。
疾患の種類が多く発生頻度も高いという耳鼻咽喉科。患者層も幼小児から高齢者までと、あらゆる年代が診療に訪れる。そんな耳鼻咽喉科で、今後求められる医療とは―。