信頼関係を構築し求められる役割を担う
独立行政法人国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター下…
静岡と愛知の県境にある豊橋市民病院は「まだまだ進化していく」。そう力強く語る加藤岳人院長。今年4月の「手術センター棟」の開設や研修医に対するサポート体制の充実など、着実な発展を遂げている事実がその言葉を裏付ける。
公立1病院と民間2病院が統合。2012年4月に「桑名市総合医療センター」が生まれた。2018年5月、それぞれの場所での診療を終え、新病院に機能を集約。本格的な一体化の動きが進んでいる。
設立から100余年、2世代3世代にわたって親しまれてきた和歌山の「日赤さん」。柱は高度救命救急と、がんを中心とした高度先進医療。放射線治療の第一人者であり、がん医療の強化に尽力してきた平岡眞寛院長に思いを聞いた。
2015年、二つの市民病院(知多市民病院、東海市民病院)が統合。「公立西知多総合病院」として地域の急性期医療を担う基盤が整った。2019年、放射線治療施設の完成をもって、トータルながん医療の提供も可能となる。浅野昌彦院長に現状を聞いた。
昨年12月、川口市の人口は60万人を突破した。埼玉県済生会川口総合病院が医療を提供する対象は、隣接の戸田市、蕨市を合わせておよそ80万人。人口の伸びと同時に、全国的にも高齢化のスピードが速い。日本最大の社会福祉法人・済生会の一員として埼玉県南部で「守っていくもの」は。
内視鏡手術を強みに歴史を重ねてきた日本医科大学泌尿器科。積極的なロボット支援下手術の推進など先端的な医療を提供するとともに、「患者と一緒に考える過程が大事」と近藤幸尋教授は強調する。
「くまそう」として地域に親しまれてきた熊谷総合病院の運営を2016年に引き継いだのは、北海道帯広市を拠点に病院や介護施設などを運営する社会医療法人北斗。今年7月の「PET総合検診棟」オープンなど、思い描く病院の姿に着々と近づいている。